これから数回にわけてフィリップ・マフェトンによるマフェトン理論を紹介していきます。

 

 

なぜ鍛えているアスリートに故障が起こるの?

健康と競技成績の向上とを両立させることは無理なのか。
このことは、何度となく議論されてきたことです。スポーツを本格的に続けている人なら、誰もが疑問に思うことでもあるでしょう。それはトレーニングによるケガや病気が原因で引退を余議なくされるアスリートも、決して少なくないからです。

 

フィリップ・マフェトンは、ある時、病気のために衰えた体力に自信を取り戻すべく、初めてマラソンに参加しました。しかし、このチャレンジは散々の結果でした。何とか完走したものの、トレーニング不足に加え、脱水症状まで引き起こし、マフェトンは救護テントに運ばれる羽目になってしまったのです。そしてこのとき驚くべき光景を目の当たりにすることになります。

それはテントの中には、倒れて運ばれた多くの選手達が介護されていたということです。トレーニングを積み、相当鍛えているはずの選手達が苦しそうに横たわるその姿を見て、マフェトンは疑問に思いました。

 

「競技成績が良く、鍛えられているはずの選手が、なぜ健康を損なってしまうのか」と。

 

この疑問に端を発し、マフェトンは多くのアスリートの協力を得て臨床実験を行い、たくさんのデータを元に、健康と競技の向上を両立させる方法を研究しました。それの集大成が「マフェトン理論」です。

 

 

エアロビックトレーニングがポイント

マフェトン博士が、数々の臨床実験を行った結果、まず一つのキーワードが導き出されました。それは、エアロビックトレーニング(有酸素系トレーニング、心拍数が比較的低い運動)です。
多くの臨床実験のデータから、エアロビックトレーニングを続けていくと、循環器系、関節を含めた骨格全体、筋肉の状況、内分泌系など身体全体がしっかりとし、非常に健康な状態になることがわかったのです。エアロビックトレーニングを行うことで、身体のエアロビックシステム(脂肪燃焼のときに使われるカラダの機能)が発達することもわかり、それと同時に身体の全機能を正常に保つ働きをしていることも明らかになったのです。

エアロビックトレーニングが健康を増進するということなのですね^^。

 

さらに、エアロビックトレーニングを続けているとエアロビックシステムが発達し、通常なら体に強い負荷を与えるアネロビック(無酸素)な運動も、ストレスをさほど感じることなくできるようになるのです。
これはすごいことです。

つまりエアロビックシステムをしっかりと築きあげてしまえば、アネロビック運動が身体に与えるダメージをある程度、抑えることができるのです。またさらに発達してくると、同じ心拍数でトレーニングをした場合、走るスピードがどんどん上がるなど、競技成績もアップしてきます。
アスリートの中には、エアロビックトレーニングを疎かにして、アネロビックトレーニングを重点的に行う人も少なくありません。
しかし、マフェトン博士によると過剰なアネロビックトレーニングは、エアロビックシステムの発達を妨げてしまうと言います。またエアロビックトレーニングが十分にできていない段階でアネロビックトレーニングを行うと、身体はアネロビックの強い負荷に耐えられず、故障を引き起こす要因になるというのです。

多くのアスリートがこの状態に陥って、故障をしやすくなっているのも確かかもしれません。

 

 

みなさん、ポイントはエアロビックトレーニングです!^^。

 

 

K.K.

 

 ——————————————————————————————————————–

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT 

麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

———————————————————————————————————————