免疫力低下case1.2

今日は、ビタミンDが不足することで免疫が低下し、体調不良が起こっていたケースを紹介しましょう。この方(10代女性)は、昔から外に出る時は必ずマスクをしていないと咳き込んでしまったり、風邪をもらってくることが多いということで、近くに感染症にかかった子供が通っただけで必ず同じように感染するそうです。また昔からアレルギ−持ちで、食物アレルギ−があったり、蕁麻疹が出ることもあるとのことで、たま学校の教室が寒いと唇が紫になることも多いということでした。その他、お腹が痛くなることも多く、便秘と下痢を繰り返しているそうです。

 

 

風邪や感染症にかかりやすいのはビタミンD不足!?

 

身体をチェックしていくと、副腎や脾臓などの免疫に関わる臓器が弱い状態がありました。また胸腺にも機能低下があり、全体的に身体が疲れている状態、免疫力が弱っている状態があったのです。またホルモン中枢である下垂体に関わるような頭蓋骨の機能障害や、腸内ガスがたまっている感じもありました。

 

治療では、副腎や脾臓、そして胸腺などのリンパのポイントを使いながら、全体の臓器の機能をアップする治療を行い、関連する背骨の関節治療も行っていきます。また副腎は炎症をコントロールすることでも有名ですが、それにはホルモンが関わっています。ホルモンの司令部でもある中枢に関わる頭蓋骨のバランスについてもしっかりと治療していきました。腸内のガスについてはガスが溜まっている部分は腸壁の筋肉も緊張していることが多く、それを緩めるような治療をしました。治療後は大分体調が良くなったようですね^^。

カイロプラクティックによる食物アレルギ−・不耐症チェックでは、乳製品と小麦に陽性だったので、それを避けるような食事をしてもらうこと、またヒスタミンの入っているような食材も極力避けてもらうことアドバイスしました。その他、お菓子類、アイスクリーム、チョコレートなどもお子さんなので辛いとは思いますが、なるべく量を減らしてもらいました。また栄養素としてはビタミンC(ヒスタミンを抑える)、月見草オイル(アレルギ−症状を抑える)、そしてビタミンD(免疫力を上げる)をお勧めしました。また幼い頃足が曲がっていてくる病と思ったこともあったとのことでしたが、かなり免疫力が弱っていたので、ビタミンDは特に重要視しました。

次の来院時には、顔色と体調がとても良くなり、蕁麻疹もおさまってきているようで経過は順調です。またビタミンDの効果か、毎年必ずインフルエンザにかかっているようですが、この冬はまだかかっていないということで、とても嬉しい結果でした^^。

 

今日のpoint

今回の免疫力低下やアレルギ−の原因は、「もともとビタミンDが不足しやすい状態で、なおかつ食生活での食物アレルギ−や甘いものの摂取で免疫力を大きく低下させてしまっていたこと」でした〜。

ビタミンDは、骨を吸収する時に必要な栄養素と言われていますね。ただ、それ以外に見落としてはいけないのが、重要な免疫力をアップさせるという役割や、ステロイドホルモン様の抗炎症作用を持っているということです。特に風邪やインフルエンザの流行る時期は、ビタミンDの摂取は意識していった方が良いでしょう。またアトピーなどアレルギ−症状にもビタミンDは有効です。

同じような症状でお困りの方は、是非一度ご相談くださいね。

 

K.K.

 

 ——————————————————————————————————————–

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT 

麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

———————————————————————————————————————