副腎疲労case12.2

今日は、副腎疲労症候群の例を紹介しましょう。この方(40代女性)は、ここ数日、台風の影響なのか頭がぼーっとしたり、だるいことがあり、熱中症かと思い心配しているとのことでした。特に最近は、気候の変化の影響を受けやすいということや、ソファーに座ったらすぐ寝てしまうなど、以前はなかったことが身体に起きているそうです。

 

 

頭がぼーっとする、だるい、座るとすぐ寝てしまうなどは副腎疲労の影響あり!?

 

お身体を全体的にチェックしていくと、特に副腎というストレスに関わる臓器の疲労状態が検出されました。副腎に関わる筋肉が弱く、実際副腎も張っていてやや肥大しているような印象を受けました。その他骨盤の機能障害や頭蓋骨の問題などがあったのです。

治療では、まず副腎の機能をアップさせるようなリンパや背骨の関節治療を行ないました。もちろん頭蓋骨から骨盤を通して背骨は全体的に問題のある箇所はしっかりと治療していきます。副腎疲労の症状の中に、「頭がハッキリしない、霞がかかったようになる」「疲労が抜けない」「日中でも移動中の交通機関でもすぐ寝てしまう」などがあります。この方の場合、精神的なストレスなどは思い当たることはないようでしたので、夏の気温の変化による身体への物理的なストレスや更年期前のホルモンバランスの変化が副腎疲労に関わっているようでした。治療後は、お身体がスッキリされたようで喜んでいました。また副腎をサポートするために、朝に塩水(海水100%の塩を小さじ1/3をお水に溶かしたもの)を摂ってもらうようにお話ししました。その後の経過では、頭がぼーっとするような症状やだるさは、あまり出なくなったようです。

 

今日のpoint

今回の頭の違和感や疲労感などの原因は、「気候の変化や前更年期のホルモン変化によるストレスで副腎疲労が起こったこと」でした。

副腎疲労の問題は、一般的にもとても良くみられるものです。不定愁訴と言われるものの背景に副腎の問題が関わっていると言っても過言ではありません。副腎は、一般的にはストレス調整臓器と呼ばれ、外界から身体にかかる様々なストレスに対して身体を調整するようなことを行なっています。また体温や血圧、そして細胞の塩分/カリウムバランス、血糖値などの調節にも関わっているので、副腎が疲れた状態になるとそういった調節機能が働かず、身体に様々な症状が現れます。副腎疲労の症状については、下記をご参照ください。カイロプラクティックによる副腎へのアプローチは副腎疲労の改善にかなり効果的です。同じような症状でお困りの方は是非一度ご相談くださいね^^。

 

副腎疲労症候群の症状

 

1.朝起きるのがつらい

2.慢性的に眠い、寝ても疲れが取れない

3.塩分を欲することが多くなった

4.移動中知らないうちに寝ている

5.眠りが浅く、質の良い睡眠が取れない

6.何か行動するのに時間がかかる

7.日中でも頭に霞がかかっている感じ

8.集中力・記憶力が落ちた

9.性欲が著しく低下した

10.ちょっとしたことでパニックになる

11.突然呼吸が苦しくなることがある

12.ストレスで胃が痛くなることが多い

13.風邪にかかりやすい、治りにくい

14.原因不明の微熱が続く

15.傷がいつまでも治らない

16.立ちくらみやめまいがする

17.光がとても眩しく感じる

18.小さなことで悩むようになった

19.喜怒哀楽が激しくなった

20.何をしていても楽しくなくなった

21.何か考えるの自体面倒になった

22.友人など人に会うのが面倒になった

23.食事をすることが疲れる

24.午前中に仕事に集中する気力がない

25.午後3時〜6時に猛烈な睡魔と疲れ

26.夕食を食べた後に気分がハイになる

27.人の名前が突然思いだせなくなる

28.朝食べたものが夜には思いだせない

29.何もかも嫌になる、落ち込みやすい

30.甘いものやカフェインを欲する

31.食事を1食抜くと疲れたり、イライラする

32.アレルギーや鼻炎・喘息が悪化した

33.お腹、お尻まわりに脂肪がついてきた

34.PMSがひどくなった、チョコを食べたい

35.更年期障害がひどくなった

 

今日のpoint

今回の手のシビレの原因は、「デスクワーク時の悪姿勢により、頚部の負担や胸の筋肉の過緊張、手首の問題が起こり、頚部から手まで至る神経をところどころで圧迫してしまったこと」でした。

手のシビレの原因は様々ありますが、頚部の神経が出てくる場所で圧迫してしまう狭窄症は、有名なところです。またその他、今回のように胸の筋肉の下で神経や血管を圧迫してしまうような、いわゆる胸郭出口症候群も多く見られます。今回のケースでは、神経の走行に沿っていろんな部分で圧迫してしまうダブルクラッシュシンドロームならぬ、トリプルクラッシュシンドロームでしたが、水のホースに例えるとある場所を指でつまむと水が細くなり、さらに違う場所でつまむともっと細くなるように何ヶ所かで圧迫されることで、症状が酷くなることがあります。また首の神経根の部分が狭窄されていると、それより下部の圧迫が起きやすいこともよくあります。どちらにしてもお困りの方は、全ての問題に精通している専門のカイロプラクターに診てもらうのが一番です。お困りの方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
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スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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