回盲弁症候群case12.2

今日は、典型的な回盲弁症候群の例を紹介しましょう。この方(50代女性)は、体調が全体的に優れず来院されたのですが、症状には内臓の調子が悪く食べると吐き気が続いている、下半身と足が上がらず、むくみが取れない、冷え、右肩甲骨まわり、右肩のコリが強い・・・など全身的に症状がありました。

 

 

吐き気、むくみ、肩の張りが回盲弁の問題から起こっている!?

 

全体的な身体のチェックをしていくと、ストレスに関わる副腎という臓器の疲労とその時にも良く見られる回盲弁という小腸/大腸の間に存在する弁の機能低下がありました。回盲弁については何度かこのページでも紹介していますが、かなり様々な症状が出ることで有名です(下記参照)。この方にもその症状で当てはまることを聞いてみると、1つ以外ほぼ全て当てはまっているということでした。実際、吐き気やむくみ、肩の張りも回盲弁症候群ではおなじみの症状でもあります。もちろん実際、筋肉などを触ってみても首から肩の筋肉の突っ張った感じは強かったですが、一番の原因は回盲弁の問題ということになるでしょう。

治療では、まず副腎の機能をアップさせるようなリンパや背骨の関節治療を行ないました。次に回盲弁に関わる数カ所のリンパポイント、そして実際に回盲弁に対して右下腹部を押圧しながら治療を行なっていきます。さらにむくみを解消させるような経絡のポイントや回盲弁に関わる背骨の治療も続けて行ないました。首の張りについては、これらの治療を行なうことで大分緩んでいましたが、筋肉対してのアプローチもしっかりやります。治療後にはご本人も大分体調が改善されたようで喜んでいました。

 

今日のpoint

今回の吐き気、むくみ、肩の張りの原因は、「ストレス等によって副腎に負担がかかったことによる副腎疲労、そしてそれに伴って腸内環境の悪化と回盲弁の機能低下が起こったこと」でした。

回盲弁の問題は、季節の変わり目や気圧の変化、さらには日常的な身体的、精神的ストレス、腸内環境の悪化、カンジダ菌の繁殖、胃酸分泌の低下、食物アレルギー、炭水化物不耐症、ベジタリアンなどの極端に食物繊維が多い生活など様々な原因によって起こります。今回のケースではストレスが原因になっていましたが、特に季節の変わり目や気温の変化が激しい時などは、回盲弁の問題で来院される方はとても多いですね。回盲弁の症状については、カイロプラクティックによる回盲弁へのアプローチで劇的な改善が見られることがよくあります。同じような症状でお困りの方は是非一度ご相談くださいね^^。

 

回盲弁の症状

 

動悸

心臓の粗動

活動時の胸部痛

偽性メニエール症候群

片頭痛

就下性浮腫

右肩の痛み(滑液包炎に類似する)

首のこり

めまい(午後に起こりやすい)

耳鳴り

吐き気

失神

偽性副鼻腔感染症

急激な口の渇き

目の下のくま

全身の痛み

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
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スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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