今日は、手と腕の冷えのケースを紹介していきます。

この方(30代男性)は、最近午前中、背中の硬さと腕の冷えが広がっていく感じがあって来院されました。日中だんだん動いていると気にならなくなってくるそうです。

 

 

胸の筋肉の過緊張が腕のシビレや冷え感と関わっている!?

腕の冷えということで、初めに血流(腕や手首の脈拍)の状態をチェックしていきました。左右ともに脈はしっかりと強弱なくありましたが、手を上げて後ろの方に持っていくと脈が感じられなくなり、それは両サイドともに起こっているようでした。次に姿勢をみていくと、典型的な猫背の姿勢で背中が丸まり、肩が前方に突き出るようになっていました。また背中の筋肉群をチェックしていくと、両サイドともに筋力低下しており、特に左が顕著でした。また小胸筋と呼ばれる胸の筋肉に過緊張が見られ、リンパの流れも滞っている感じがあったのです。この小胸筋という筋肉の下にはちょうど腕の方にいく神経や血管が通っているので、ここで圧迫されることはよくあるのです。

 

治療では、まず背中の筋肉が全く働かなくなっている原因でもある背骨の関節の機能障害について、しっかりとカイロプラクティック治療を行い背中の柔軟性をつけていきました。また背筋群のまだ硬い繊維がある部分はしっかりと緩めていきます。その後、前方胸の筋肉をストレッチした状態で、リンパの流れを良くしていくよう指で何度か筋繊維上をケアしていきました。これで大分背中の筋肉の機能も回復し、姿勢も改善したので、後は、首や骨盤など全体的な背骨の調整を行い、治療が終了です。

 

治療後には、血流も改善し、腕や肩を後ろに持っていっても脈の状態は変化がなくなりました。症状の原因と治療、アドバイスをご説明したところ、ご本人も大分納得頂けたようでした^^。

 

 

今日のpoint

今回の腕の冷えの原因は、「普段の姿勢が悪かったことで、背骨の関節の柔軟性が落ち、胸の筋肉も過緊張を起こしてしまったこと。さらには胸筋が緊張することで下を通る神経や血管を圧迫したから」でした〜。

普段の姿勢が悪いことは、思わぬ重大な問題を引き起こすことがあります。こういったことが、シビレや腕の冷え、背部痛、肩こり、頭痛など様々な問題が起こる背景になっていることも良くあります。みなさんこの機会に是非、今一度毎日の姿勢を見直してみませんか?

なかなか姿勢が改善出来ない方は、是非一度カイロプラクティックを受けてみてください。いつもとは違った正しい姿勢に変わっていきますよ^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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