生理前症候群case1.2

今日は、最近若い方で良くみかける生理前症候群に対するカイロプラクティック治療のケースについてお話します。この方(10代女性)は、ここ何年か慢性的な疲労を感じていて、生理前の2週間は本当に辛く、気持ちがふさいでしまうということでした。またそういう時期は、食欲もバラバラで、朝起きるのが辛く、不安になることも多いということでした。

 

 

カイロプラクティックの治療で生理前症候群が改善!!

 

まず初めに左右の足のトーンを確認していくと、右足の太腿、そして外側部に本人も自覚出来るような張りの強さがありました。また左の太腿の内側も筋肉の緊張が高く、くすぐったい感じがありました。また足をあげるような動作をしてもらうとどちらとも筋力があまり発揮できていないようだったのです(これは内臓下垂がある時の兆候です)。次に、女性の生理に関わる問題では必ずチェックする骨盤の状態ですが、骨盤の傾きと左右のお尻の筋肉(生殖器に関わる筋肉)のバランスがかなり悪く、張っている感じが強くありました。

 

治療では、まずは骨盤のバランスをとるために、左右の筋バランスを念入りに調整していきます。左の筋肉が過緊張を起こしており、逆に右側は弱くなっているようだったので、それに合わせてアプローチしました。また骨盤に対してのカイロプラクティック治療ももちろん行います。その後、今度は内臓、子宮の捻れについての治療を行いました。これについては優しく子宮部分を下から押し上げるようにして、その位置でキープしながら呼吸をしてもらいます。そうすることで、大分足の張り感やくすぐったさがなくなったようでした(下垂によって神経や血流障害が起こることがあります)。また特に左側は太腿の内側の筋肉の張りが強かったので、それに対しても治療しています。最後に自宅で行う内臓や子宮のリフトアップ方法と姿勢のアドバイスなどを行い、生理前症候群に対しての栄養素としては必須脂肪酸であるEPA やDHA、そして月見草オイル(γ-リノレン酸)なども摂ってもらうようにお勧めしました。

次回のご来院時には、生理前の症状が大分軽かったようなので、私も安心しました。その後も継続的に治療をさせて頂いております。

 

今日のpoint

今回の生理前症候群の原因は「内臓下垂による子宮圧迫と骨盤の捻れによって生殖器関連とホルモンバランスが乱れたこと」でした〜。

最近の若い女性の中には、生理前症候群や無月経で悩む方が少なくありません。また近年不妊症が増えてきた理由も同じことがあります。その根底には日々の生活リズムの乱れやストレス、そして食生活の乱れが関わっています。カイロプラクティックでは、生理前症候群(PMS)に対しては、骨盤部や頭蓋骨調整などが効果を発揮します。また当院では内臓に直接アプローチする治療で効果をあげています。

お困りの方は、食事や生活面のアドバイスも含めてトータル的にケアさせて頂きますので、是非一度ご来院くださいね。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

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麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

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