今日は、股関節の痛みの例です。
この方は、ここ２週間、特に左の股関節が痛くて広げられないとのことで来院されました。とくに思い当たる原因はないが、野球をしていて右の踵を痛めたことから、右をかばって左に重心をかけていたことが原因になっている可能性があるかもしれないとのこと。
股関節に無理な負担は禁物！？
検査をしていくと、左のお尻の筋肉や内転筋などは全く力が入らず、たしかに股関節を外側に捻っていくと痛みが生じていました。
また周りの筋肉に力が入らない分、下腹部の筋肉にはそれなりの負担がかかっており、過度に使用したためか、過緊張な状態がみられ、股関節も詰まるように動きが悪くなっていたのです。
その他、骨盤部では股関節の動きに関わる恥骨結合の捻れも生じていました。
治療では、まず股関節全面の緊張している筋肉にストレッチを施しながら、ゆっくり伸ばすように押圧し、その後お尻の筋肉の硬い部分を取り除きながら、力が発揮できるように何回か筋力を使ってもらいました。
また骨盤（恥骨）の捻れについては、ブロックをお尻の下にひいて、捻れを調節しながら股関節を回していきました。
治療後は、大分股関節の動きはスムーズになりましたが、１回ではとりきれないほどだったので、後２～３回程治療が必要になってきます。
今日のpoint
今回の股関節の痛みの原因は、「右足首をかばって、左に無理な重心をかけていたため、股関節部や骨盤に機能障害が起き、それに伴い筋肉のアンバランスな状態が作られてしまったこと」でした～。
こういったケースは、股関節に無理な体重をかけたり、重たい荷物を持った後などによく見られる症状です。股関節は体重を支える大事な関節ですので、長くほおっておくと足全体や腰にも負担をかけがちです。
早目にカイロプラクティックで治していきましょう！
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
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