背骨case14.2

今日は、あまり聞いたことないかもしれませんが、脳のバランスによる身体の問題についてお話していきましょう。この方(50代)はいつも左の背中、肩甲骨の内側の痛みと、左腰の張りや痛みを持っている方です。カイロプラクティックの治療を継続することで、痛みはなくなりましたが、いつも問題を起こすのは左に集中しているようでした。

 

 

いつも片側が痛いのは脳のバランスの問題!?

 

初めにいつものように背中の筋肉をチェックしていくと、左の背中の筋肉は全て筋力低下を起こしており、左肩が前方にいくような姿勢をしていました。またそれに伴って肩甲骨の動きも悪くなっていたのです。またそれ以外にも背中から左の腰にかけて筋肉の張りが強いようでした。次に神経学的なチェックを行っていくと、左サイドの伸筋群の筋力が弱かったり、目の動きや舌の動きから左の脳の機能が低下していることがわかったのです。左脳の低下があると、左半身に問題を持ちやすく、さらに姿勢も左肩が前方に、腰も捻れが起こることが多くあります。

 

治療は、機能が低下している左の大脳に刺激を送るように、手足の指先やその他の四肢の関節から刺激を入れたり、注意深く背骨の右側から関節治療を行っていきます。こうすることで、左右の大脳バランスは改善され、姿勢にも変化が現れました。その他、左の背中の筋肉の硬さや肩甲骨の動きについても残っている部分についてはアプローチしました。

普段のカイロプラクティックケアだけでは取りきれない部分まで、神経学の分野からアプローチ出来たと思います^^。ご本人も喜ばれていました。

 

今日のpoint

今回の片側半身の調子悪さは、「片側の大脳の機能低下によって、姿勢や神経バランスが崩れたこと」でした〜。

カイロプラクティック神経学の分野は、あまり馴染みがない方が多いですが、スポーツ選手の微妙な左右バランス、また外傷後や手術後のケア、そしてその他、自律神経失調症やアレルギーの問題、副腎疲労まで様々な治療に効果的です。いつも同じ側に問題を持ちやすい方はこういった大脳のバランスが関わっていることもあるかもしれません。

こういったことが気になる方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

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