腰痛case47.2

今日は、整形外科では坐骨神経痛とされるような問題の中の一つを紹介していきましょう。この方(40代女性)は以前から左の足のモモ裏が張っていることがよくあるとのことでしたが、ここ2週間ぐらい座っているとお尻から左足のモモ裏までの強い張りと痺れがあるということでご来院されました。

 

 

坐骨神経痛が出る原因の一つ「梨状筋症候群」!?

 

まず初めに姿勢をチェックしていくと、左の骨盤が上がっていて左のお尻の筋肉そして左足の裏側がかなり張っている様子なのがわかりました。そしてお尻やモモ裏の筋肉の筋力を検査すると異常に緊張していたのです。また反対にお腹の筋肉や下腹部辺りの筋肉は筋力低下を起こしており、筋繊維も硬くなっていました。その他、左のお尻の筋肉の過緊張に伴い、骨盤、特に仙骨(腰椎が乗っている土台の骨)に傾きがみられたのです。

 

お尻の奥の方の緊張している筋肉は、梨状筋というのですが、この筋肉のちょうど下を坐骨神経が走っています。梨状筋が過緊張を起こすと坐骨神経を圧迫してしまうことはよくあります。この方の場合もそれが原因だったので、まず、この梨状筋に対して引き延ばしながら、筋肉の過緊張をリリースするような治療を行いました。また梨状筋の緊張を作りだす骨盤の傾きに対してもカイロプラクティック治療を行います。その後、前の腹筋群、下腹部の筋肉に対してもアプローチしていきました。

治療後には大分、足の張りが取れたようでご本人も楽になったと喜んでいました。

 

今日のpoint

今回のお尻や足のモモ裏の張り・痺れの原因は、「継続的に左足に重心が乗る状態で仕事をしていたことで、骨盤の傾き、そして梨状筋の緊張を作りだし、坐骨神経を圧迫してしまったこと」でした〜。

お医者さんで言われるような坐骨神経痛にも様々あります。今回のケースのようにお尻の筋肉が過緊張を起こして、神経を圧迫してしまっているような場合は、カイロプラクティックによる骨盤治療と筋肉に対する治療で比較的早く良くなってきます。お困りの方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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