足の痛みcase10.2

今日は、みなさんも経験したことがあるかもしれませんが、開脚などのストレッチをした時にいわゆる内股を痛めて、その後なかなか痛みが取れなかったケースをご紹介します。この方(30代)はバレエをやっていて、2週間前に開脚をした時にプチッと音がなり、股の内側に痛みが走ったそうです。その後、日に日に股関節周りが固くなっている気がしており、特にストレッチ時に痛みがあるということでした。

 

 

ストレッチ時の内股の痛みは、股関節や恥骨の問題が関わる!?

 

初めに足の痛みのある部分を触診していくと、明らかに筋肉繊維の硬くなっている部分がありました。また股関節を広げていくような動作でその部分に痛みが生じるのがわかりました。次に筋力のチェックをしていくと、おそらく痛めているであろう、内転筋(内股の筋肉)は筋力低下をしており、逆に股関節を広げていくようなお尻の筋肉や股関節の前面を支える下腹部の筋肉は過緊張を起こしていたのです。またその他、内転筋の働きに関わる恥骨の捻れがあったり、股関節や膝の関節の角度にも問題が起こっていました。

 

治療は、まず恥骨の捻れについて骨盤部にブロックを起きながら捻れを取りつつ、股関節をまわして恥骨を調整していきます。その後、股関節や膝の関節を正常な動きが出来るようにカイロプラクティック治療を施し、股関節周りの筋肉の負担を取り除きました。そして、問題となっている内転筋の筋繊維上で、修復段階で癒着して硬くなっている部分を丁寧に緩めていき、下腹部の筋肉やお尻の筋肉はストレッチをしながら、筋膜(筋肉を覆う膜)を引き延ばしていきました。

治療後は股関節の可動域が大幅に改善され、内股も痛みなく広げられるようになったので、ご本人もビックリされていました。その後もバレエをする時に違和感があったので、2、3回継続治療され、現在では回復しています。

 

今日のpoint

今回のストレッチ時の内股の痛みは、「ストレッチの際に股関節内側の筋肉を痛めてしまったことで、股関節周りの筋バランスが崩れ、股関節や膝、また恥骨結合にも問題を起こしてしまったこと」でした〜。

股関節周りのこういった問題は、注意深く検査をしていくことが必要です。場合によっては膝や骨盤、さらには足首の方のバランスまでチェックしていきます。一つの原因だけではなく、いくつかの要素が組み合わさって問題が起こっている場合もあるので、私はそういった問題をなるべく全て取り除くようにしてなるべく早く改善出来るよう治療していきます。

股関節の問題だけに関わらず、足の痛みがある方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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