今日は、ストレスや食事の摂り方によって背中や脇腹の痛みが出ることについてお話したいと思います。

この方(20代女性)は、半年程前に海外に行った時に、肩から背中すごく張ってきて、特に右側の肩甲骨から首が重い感じがあり、寝る時には胸が痛い感じも出たそうです。その後、病院で検査を受けましたが、以上はなく、少し改善したものの、背部痛や脇の辺りの痛みは続いており、調子が悪いのは全て右側ということでした。その他にはこの症状とともに便秘が続いており、何が原因なのかわからないので、精神的にも気分がふさいでしまっている状態でした。

 

 

ストレスによって腸の問題と肝臓疲労が起こる!?

 

検査をしていくと、ストレス調整臓器である副腎が機能低下をしていたことと、腸の弁(回盲弁)の問題が起こっていることがわかりました。またそれに伴い肝臓が硬くなり、疲労していることや右側の胸の筋肉や首の筋肉が緊張していることもわかったのです。ご本人にもストレスの有無を聞いてみたところ、ちょうど症状の始まる1年前に仕事を変えて、1日1食の生活が続いたことで5キロも痩せたことや、仕事の掛け持ちや自分の歌のレッスンなどで家に12時過ぎに帰る生活が続いていたそうです。また症状がスタートした半年前の海外へは、オーディションを受けるために渡航しており、まさに緊張とストレスがピークだったと言います。

 

右側の首や背中、そして脇、胸痛は、ストレスによる回盲弁症候群(関連するリンパのポイントが右側に並んでいるため、右側の症状を持ちやすい)とそれに伴う肝臓疲労(右肩や右脇などの痛みにつながる)によって起こっていることがわかりました。

 

治療では、副腎の機能をアップさせるリンパのポイントや副腎に関わる関節の治療を行い、腸の回盲弁に関する治療も進めていきました。回盲弁のリンパのポイントをゆっくりケアし、頭蓋骨の縫合、そして回盲弁に対するアプローチ、経絡のポイントなど、細かく丁寧に治療を行います。その後、肝臓のリンパのポイントや関わる筋肉の硬いところを緩めたり、関節の治療もしっかりと行いました。

治療後は、ご本人もびっくりするぐらい大改善をしたそうで、いままで受けたことのない治療で面白かったという感想とともにとても笑顔だったのが印象的です。

 

その後、間隔は空けながら、治療を続けていますが、やはりストレスがかかると体調を崩すタイプの方なので、ストレスコントロールや食事指導などについてアドバイスを含めながら、継続しています。また便秘の方は最初なかなか改善していきませんでしたが、回盲弁に問題が起こっている時には多いカンジダ菌に対する除菌の食材(ハーブ類や香草、ニンニクやタマネギ類、ビートオリゴ糖)などをお勧めしたところ、かなりの改善がみられました。

 

今日のpoint

今回の右半身の痛みは、「1年にも及ぶ身体へのストレスと極度の緊張により、副腎疲労が発生し、その影響で回盲弁症候群と肝臓疲労が起こったこと」でした〜。

回盲弁の問題と肝臓疲労は思いのほか、様々な症状を引き起こします。胸の痛みや気持ち悪さ、むくみ、めまい、耳鳴り、動悸などから、通常の肩こり、寝違い症状、そして便秘や下痢まで、幅広いのです。また今回のケースのように右半身の調子の悪さについては関わっていることも多いですね。もし症状が当てはまる方がいたら、是非一度相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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