生活習慣病|美味しそうなブルーベリー

 

前回に続いて、ブルーベリーの話題です。

 

前回のブルーベリーのお話では↓

ブルーベリーが生活習慣病にも良い果物なので、もう少しお話ししようと思いました。
実はこのブルーベリー、ポリフェノールの一種「アントシアニン」の抗酸化作用が注目され、サプリメントや医薬品などにも使用されているのですね^^。

 

 

ブルーベリーとは、ツツジ科スノキ属に含まれるベリー類の数種の総称で、中でもサプリメントや医薬品に使用されるのは、有効成分の含有量、バランスともに優れているビルベリー(ブルーベリーの俗称)です。

ビリベリーは、日本のクロマメノキの近縁で、北欧の森林や北米の砂地に多く、栽培もされています。
独特のブルーブラックに熟す果実は、厚い果皮と果肉を備え、そこに強力な抗酸化作用で注目されているポリフェノールの一種であるアントシアニン、オリゴメリック・プロシアニジンを豊富に含むとされています。

 
 
 
 
 

植物が持っている特有の成分「ファイトケミカル」の謎

 
 

この注目成分のポリフェノール。実は植物が、紫外線や虫などから自らを守るために作り出した物質「ファイトケミカル」の一種で、植物が光合成によって作り出した色素成分と渋み、苦み、えぐみの成分です。
こんな面白い話があります。ヨーロッパの方で、ブドウからポリフェノールを抽出する際に、年によってポリフェノール含有量が違うというのです。

なんとポリフェノールが多い年というのは、虫が大量発生している年らしいのです。

 

 

植物が自分自身を守る「ファイトケミカル」まだまだ謎は多そうですね。
そして、このポリフェノールなどの「ファイトケミカル」は、人の身体の構成成分ではないのですが、免疫力向上、抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用などが注目されています。

 

 

 

アメリカの最新の研究報告では・・・

メタボリックシンドロームの男女48名に、フリーズドライのブルーベリー飲料50gを8週間にわたって毎日摂取させたところ、血中グルコース濃度と脂質の状態には変化は出なかったが、収縮期血圧が6%、拡張期血圧が4%減少(対象群1.5%/1.2%の減少幅)したと報告しています。
また血漿酸化LDLやマロンジアルデヒドおよびヒドロキシノネナール(脂質酸化生成物)が男28%、女17%(対象群9%の減少幅)と大きく減少したとしています。

 

 

けっこうな量のブルーベリーを摂取していますが、ブルーベリーによって血圧が少し下がり、循環器系のリスク因子が改善されということですね。
これはメタボリックシンドロームの人にも朗報かもしれません。
あなどれないなブルーベリー^^。

でも糖分も多いので摂り過ぎにはご注意を・・・。

 

 

 

前述したサプリメントでも使用されるビルベリーは、有効成分を抽出し、エキスを加工した顆粒や、錠剤、カプセルのほか、ジュース、キャンディ、ガムなどの加工食品が多く出回っています。それらは、一般的にはブルーベリーの名称で売られていますが、糖分などしっかりとチェックしながら、摂取したいところです。
また生食用として市販されているブルーベリーは、ほとんどが品種改良された栽培種のブルーベリーで、ビルベリーほどの有効成分は含まれていないので、製品の成分、効能はしっかりと見極めたいですね。

 

 

 

身体に良いことは周知なポリフェーノール。
ですが、こうなるとなかなか摂取量は難しいですね。

 

先日お話を聞いた、日本ポリフェノール学会の会長である板倉弘重先生は、「ポリフェノールについてはまだ解明されていないことも多く、今ポリフェノールの最適な摂取量について研究を重ねているところです」とのこと。

また植物が外敵から守るための成分(虫を殺せるくらいの)でもあるので、大量摂取にはまだ疑問があるようです。食べ物から摂っている分には安心ですが、サプリメント等で補っている人は用量はしっかり守った方が良さそうですね。
またポリフェノール群の中でも、タンニンやカテキンは摂り過ぎで消化障害を起こす場合もあるし、多量に摂ると鉄と結合して、鉄欠乏に陥る場合もあります。
いくら身体に良いものでも摂り過ぎはよくないと言うことです。

 

 

まだまだ未知なファイトケミカル。そしてポリフェノール。
これからいろいろなことが解明されて、効能や摂取量がわかってくると良いですね^^。

 

 

Information

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
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Thank you for reading to the end.