椎間板ヘルニア|ノートの写真

 

今日はまた夏日ですね。
30度くらいに上がるらしいです。

でも今日で暑さは落ち着き、明日からはようやく涼しくなってくるようです。
私は夏が好きなので、少しさびしい感じもしますが、これからの秋も素敵な季節。
食欲の秋!blogでも秋にちなんだ食材を紹介していきたいものです。

 

 

さて今日は「椎間板ヘルニア」のエンディング。
実際私のところへ来た患者さんの症例をご紹介しましょう。

 

前回の椎間板ヘルニアのお話では↓

 
 
 
 
 

40代 男性 会社員 ~右足のシビレ~

 
 

<初回の痛みと状態>

 

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4か月前に年末の大掃除でテーブルを持ってギックリ腰をし、右の腰を痛めてしまった。病院では痛み止めをもらい、腰の状態は落ち着くが、それから2か月後右のお尻が痛み始め、病院でMRIを撮ったところ「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された。その後ブロック注射や、牽引、薬を処方されるが良くならず、現在は右殿部以外に足の甲や下腿にシビレがある。
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<カイロプラクティック検査>

 

痺れに関わる神経的な検査を行ったところ、感覚の鈍さや筋力低下があり、腰を前に曲げたり、捻ったりすることでシビレが誘発され、足首を持ち上げる力が弱くなっていました。また腰椎下部の関節の動きは、かなり悪く、骨盤周りの筋肉のバランスもかなり崩れていました。

 
 

<カイロプラクティック施術>

 

神経的な検査や動作による痛みの誘発から、病院での診察結果と同じく、椎間板ヘルニアからシビレが出ていることがわかりました。ヘルニアとは、いままでのblogで話してきたように、腰椎の間にある椎間板というクッション材が硬くなり潰れて、中にある核が外に飛び出している状態を指します。

カイロプラクティックによるヘルニアへの施術は、重度でなければ効果が高く、もちろんこのケースも対応可能です。
施術自体は、問題となっている椎間板の回りの組織の柔軟性を取り戻してあげること、また椎間板に負担のかかる腰の捻れや前傾姿勢を回避してあげることに尽きます。

 

 

施術は、なるべく初めは痛みの楽になる方へ行うよう注意していきます。まず負担のないポジション・体位で、痛みが一番出ない楽な方向へ関節を動かします。椎間板の上下の椎間関節が固くなっているので、そこを動かすのですが、その場合も腰を捻っても楽な側で施術を行うようにします。
また基本的にヘルニアは身体を丸めることがつらく、反る方に動かすと楽になるので(もちろんヘルニアの位置によっては例外もあります)その方向へ刺激を加えるようにします。

あとはそのヘルニアのあるレベルに負担がかからないよう、骨盤を整えたり、筋肉のバランスをとっていきます。場合によっては楽な方向への牽引も行います。

 

 

 

ケアの序盤は、まず痺れ・痛みを取り除いていくことに集中します。その後痛みが少なくなってきた時点で、正常な腰回りの機能を取り戻していく施術を行っていきます。
ヘルニアだと大抵10回くらいのケアが必要になりますが、自宅でのエクササイズがその回復の早さを左右するでしょう。

前回のblogでご紹介したような、その人に適した腰のエクササイズ(反る側への運動が多い)を行うことも重要です。

 

前回のblogはこちら↓

 
 
 

椎間板ヘルニアに至るまでには長い年月がかかります。これは長い期間、腰に負担をかけてきたということでもあるのです。
このテーマでずっとお話してきましたが、椎間板に負担を与える要素としては、普段から腰への負担が強い仕事や前かがみの姿勢をしている、腰をひどく捻って痛めた、以前から腰痛を繰り返しているなど・・・。

椎間板はもともと柔軟性のある軟骨ですが、その上下の関節の動きがなくなることによって椎間板にも柔軟性がなくなり硬くつぶれてきます。そしてさらに悪化し、中の髄核が飛び出てしまった状態がヘルニアです。老化や突発的な怪我によっても起こりますが、その背景には以前から腰に負担がかかる生活をしていたなどの要素が大きいのです。

 

 

 

座ることが多い人は、腰の中央にタオルを丸めたものやクッションを置いてあげることで、腰椎の反るカーブを保ってあげると、腰の負担を減らす助けになります。またなるべく普段からストレッチや運動を行い、腰をいたわってあげましょうね。

 

 

今回で「椎間板ヘルニア」のテーマは終了です。
なにかご質問があれば、下記の Contact us から気軽に聞いてくださいね。

 

 

Information

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
 
私は・・・
原因のわからない不調に悩んでいる人を助けたい。
本当に健康になった時の素晴らしさを実感してもらいたい。
食と栄養についての正しい情報を発信し、未来の元気な子供につなげたい。

そんな想いから、サロン運営とblogでの情報発信を行っています。

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東京都港区麻布十番2-18-4 テンポイントビル102
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What is Chiropractic?

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の施術をするアメリカ生まれのヘルスケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の施術はもちろん、カイロプラクティックの中の一つの学問アプライドキネシオロジー (AK)では、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバランスをチェックし、それに対する施術を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められています。

 
カイロプラティカは、日本では唯一の副腎疲労専門カイロプラクティックです。
また、クライアントさまのお身体に合わせた正しい栄養指導を行うことが出来る数少ないクリニックです。
アメリカやオーストラリアのAKのオフィスでは、サプリメントを使った栄養サポートは日常的に行われており、当サロンでもAKを使って身体の状態をチェックし、どの内臓器が弱っているか、どういった栄養素が必要であるかを判断することで、カイロプラクティック施術はもちろん、原因に沿った栄養指導を行っています。

 
Thank you for reading to the end.