副腎疲労case9.2

最近は「副腎疲労症候群」の方がとても多いので、今日も副腎疲労の症例についてご紹介しましょう。この方(30代女性)は、真面目でとても緊張しやすい頑張り屋のバレリーナさんです。過敏性大腸炎、食後のお腹の張り、不眠、強い疲労感で来院されました。8歳ぐらいから過敏性大腸炎(IBS)があって、何か嫌なことがあると下痢になり、食後はお腹の張りが強いそうです。また、15年前ぐらいから疲労感が続いており、最近は登山をした後のような疲労感があるということでした。また小さい頃から、家族とうまくいっていなく、父親はとても乱暴で、母親も全く理解がなく、親戚や兄弟の中でも自分だけが非常に孤独を感じてきたそうです。あまりのストレスで強迫性障害にも。そして10年前に足の骨折をしてからというもの、ただ一つの自分の取り柄だったバレエでもなかなか成功出来ず、かなり塞ぎ込んだ生活を送るようになったということでした。その他、冷え性やPMS、精神不安定もありました。

 

 

 

ストレスフルな頑張り屋さんに多い副腎疲労症候群!?

 

検査をしていくと、まさに副腎の機能低下があり、それに伴って回盲弁(小腸と大腸の間にある逆流を防ぐ弁)の問題もありました。一番身近な存在である家族間でのストレスは、副腎へ大きなストレスとなります。何十年もの間の慢性的なストレスと、糖質過剰な食生活によって副腎は疲労状態にあったと思います。またカイロプラクティックのアレルギーチェックでは、食物アレルギー(小麦・乳)もありました。

 

 

精神的ストレスによる副腎疲労(機能低下)と回盲弁症候群ということだったので、治療では、副腎に関わるリンパのポイントや関節の治療をしっかりと行い、回盲弁に関する部分にもリンパのポイントや関わる背骨の関節そして回盲弁に直接アプローチしながら治療していきました。またホルモンバランスに関わる頭蓋骨の問題についても調整しました。治療後にはお身体が楽になったようで、私も安心しましたが、一番のストレス源である家族との関係についての改善点と食事の摂り方(甘い物、食物アレルギー除去、血糖値を安定させる)についてはしっかりとアドバイスさせて頂きました。また朝の塩水(朝の副腎の活動をサポートする)、副腎のホルモンサポートとして副腎エキス(サプリメント)を摂ってもらっています。

 

 

今日のpoint

今回の体調不良の原因は、「精神的ストレスによる副腎疲労(機能低下)と回盲弁症候群が起こっていたこと」でした。

副腎は、ストレス調整臓器と言われ、クルミぐらいの小さい臓器の割に様々な働きを持ったパワフルな臓器です。しかし、継続的なストレスまたは大きなストレスがかかることによって、機能がしっかり果たせない状態になってしまうと身体に様々な症状が起こります。
副腎疲労になりやすいのは・・・生真面目で、気を遣い屋さん。責任感が強く、いつも頑張っている人。向上心が強く、完璧主義の人。いつも我慢していて、感情をうまく表すことが出来ない人・・・こういった方に多い傾向があります。実際お話してみるととても良い方が多いのですが、気使い屋さんであまり普段から気を抜けなかったり、完璧にこなそうとする性格も、副腎を頑張らせ続けてしまうことにつながります。副腎疲労でお困りの方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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