副腎疲労case11.2

今回の話はみなさんも経験はあると思います。甘いものが食べたくなったり、食べても食べてもまだ食べたかったり、そういったことは副腎の問題から起こっている可能性があります。今日の方(20代女性)は、以前から甘いものへの過食傾向がある方でしたが、最近はうまくコントロール出来ていて落ち着いていました。しかし、今回生活リズムが崩れて、夜が遅くなったり、ご飯の時間がずれてしまったことで、自分でもびっくりするほど糖質を欲する時があり、お菓子やアイスクリームを食べてしまったそうです。またその後生活リズムを戻していくと、少し落ち着いてきたそうですが、夜睡眠を十分にとっているにもかかわらず、日中の眠気が強く、午前中のだるさや疲労感を感じるということでした。

 

 

甘いものが食べたくなる傾向と過食は、副腎疲労の疑い!?

 

お身体を見ていくと、副腎の機能亢進している状態がありました。またホルモンの中枢である視床下部や下垂体に関わる頭蓋骨の問題があったのです。この状態から予想されるのは、アドレナリンやコルチゾールなどの副腎から分泌されるホルモンが過剰になっているような状態です。こういった時には、脳内はどちらかというと危機的状態にあるので、手っ取り早くエネルギーを補給出来る糖分(甘いもの)を欲する傾向にあります。またこういったホルモンが過剰になっている時は、精神的にも落ち着かない時が多く、イライラしたり、怒りっぽかったり、逆に落ち込みやすいこともあります。特にホルモンの中枢と自律神経の中枢は隣り合わせにあるので、自律神経のバランスも乱れることで、この方も交感神経優位になっていました。交感神経優位ということで、就寝時や起床時の自律神経の切り替えがうまくいかないことや、コルチゾールの日内リズムが乱れたことで、午前中のだるさや眠気などが起こったと考えられます。

治療では、副腎に関わる骨盤や背骨の関節治療およびホルモンの中枢に関わる頭蓋骨の調整などをしっかり行ないました。また副腎のホルモンを安定させる目的でのビタミンCと糖質過剰傾向の時に不足しているマグネシウムに関してはしっかり補給してもらうように、お伝えしました。

 

 

今日のpoint

今回の体調不良や過食の原因は、「生活リズムが崩れたことで、副腎に負担がかかり、副腎が機能亢進またホルモンの過剰分泌に陥り、自律神経のアンバランスも起こってしまったこと」でした。

副腎に負担がかかったり、脳内ホルモンのアンバランスによって甘いものが欲しくなったり、過食傾向に陥る時はよくあることです。また甘いものを摂ることで、血糖値の乱高下を招き、低血糖症などからさらに甘いものが欲しくなったりと悪循環にも陥ることもよくあります。甘いものを異様に欲しくなったり、食べてもお腹が空いているような感覚があった時は、身体の異常サインです。ストレス時や副腎疲労、血糖値のアンバランスなどがあると思って、なるべく甘いものではなく、甘くない間食(ナッツ、種類、ゆで卵、鳥ささみ、小魚、野菜スティック)などで栄養を補給するようにしてみてくださいね。副腎疲労の状態や過食が止められない場合には、カイロプラクティックが助けになります。当院ではそういった場合、カイロプラクティックにプラスしてサプリメントによるサポートで、過食衝動に対してもアプローチしていきます。

お困りの方は是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

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