肘の痛みcase2.2

今日は、肘の痛みのケースをご紹介していきます^^。この方(40代女性)は、介護のお仕事されていて、仕事柄、介護者を支えることも多く、腰や肘が痛くなるということでご来院されました。特に肘に関しては、お医者さんに行ってもなかなか良くならず、困っているそうです。

 

 

なかなか治らない肘の痛みは、関節の動き過ぎ!?

 

まず肘の状態をチェックさせて頂くと、上部の腕の筋肉に筋力低下が見られ、その筋肉に力を入れた時に痛みが再発しました。またその筋肉が付着している肘の骨の部分がまさに痛む場所だったのですが、関節の動きが通常よりはゆるすぎる(動き過ぎている)のがわかりました。その後全身を診ていくと、副腎(ストレス調整臓器)の機能亢進があり、アドレナリンというホルモンが過剰に分泌されている状況にあることがわかったのです。ホルモン過剰になっていると関節を支えている靭帯が緩む傾向にあるので、肘の状態にもうなづけます。この方の場合は、腰痛に関係する骨盤の関節も左側がゆるくなっていました。

 

治療では、ホルモンバランスに関する頭蓋骨や顎の骨の調整を行い、その後、肘を動かす腕の筋肉について治療をしました。また肘の関節については関節を固定するようなテーピングをしてもらいました。また全身の治療はもちろん腰についても、骨盤の捻れや骨盤を支える筋肉についてもしっかりと治療しました。次回来院の際には、肘は大分痛みがおさまったようなので、1ヶ月程肘を固定してもらっています。また生活面では、やはり休みのない忙しい生活をされているということだったので、そういった面での改善点、そしてセロトニン(リラックスさせるホルモン)を作るための栄養指導も行いました。

 

今日のpoint

今回の肘と腰の痛みの原因は、「長期で休みなく忙しい生活をしていたことで身体に過度の負担がかかり、交感神経優位でアドレナリン過剰分泌の状態が作られてしまったこと。それによって関節のハイパーモビリティが起こったこと」でした〜。

関節の動き過ぎ「ハイパーモビリティ」に関しては、関節の動きをみたりしないお医者さんはもとより、カイロプラクターですら見落とすケースもある問題です。通常は、何かの怪我や衝撃の後に起こりやすいものですが、こういったホルモンの異常分泌によって起こる場合もあります。妊娠中はまさにそういった時期でもありますね。なかなか治らない関節の痛みにはこういった問題が隠れているケースもあるかもしれません。なかなか治らない痛みでお悩みの方は是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
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