たまにありますよね。ストレッチをやり過ぎて足が痛くなってしまうこと・・・。
今日はそんなケースを紹介します。

 

この方は、40代の男性で1か月程前にストレッチのやり過ぎで、腿の内側を痛めたそうです。その後痛みはひいて現在は痛みはひどくはないそうですが、いまだに伸ばすと少し痛みがあり、昔ほど股関節が広がらないという。またマラソンをやっていて、長距離走ると痛くなってくるということでした。

 

ストレッチで伸ばしすぎてしまった可能性のある、腿の内側の筋肉「内転筋」をチェックすると大分筋肉が硬くなっており、筋力低下も見られました。また内転筋が付着している恥骨にも問題があり、骨盤とともに恥骨結合部にも捻じれるようなズレがあったのです。その他内転筋が弱化しているためか、腿の裏の筋肉(内側部)が過緊張を起こしており、これも問題を起こす一要因に思えました。

骨盤周りの身体を支える筋肉や支持組織もやや弱い感じがあり、背骨を通した治療の必要性を感じたケースです。

 

さて。まずは筋線維を痛めたと思われる内転筋に対して、リンパの流れの治療、筋線維の硬い部分を取り除く治療を行い、恥骨の捻じれを調節していきました。また腿の裏の筋肉に対しても過緊張を取り除くようなストレッチを行い、骨盤の関節の動きを付ける治療も行いました。

そして骨盤の筋肉とも関わりのある上部頸椎や後頭骨の動きもチェックし、その部分に対してもしっかりと治療を行いました。

治療後には大分、脚を広げることができるようになり、まだ若干の違和感が残っていましたが、可動域などは本人も自覚できるくらいに改善しました。

 

 

今日のpoint

ストレッチ後の足の痛みの原因は、「ストレッチにより、足の内側の筋肉を伸ばし過ぎて痛めてしまったこと」でした〜。

このケースはストレッチのやり過ぎで、筋肉を痛めてしまったところから、周りの筋肉や骨盤、さらには全身のバランスも崩してしまったものです。

このように、人間はある部分を痛めたり、怪我をしたりするとそれをかばうように他の部分が作用するので、ずっとその状態が続くと全身に影響するようなアンバランスを作りだすことがあります。

人は、日常生活のほんの些細なことでもバランスを崩すことがあるのです。定期的に身体のチェックは怠らないようにしましょう。カイロプラクティックでは定期的なメンテナンス治療を推奨しています。定期的に身体をチェックすることで、身体の障害を予防し、さらには快適で活力の湧くような身体を維持していきましょう。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
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