肩こりcase22.2

今日は、肩と脇の辺りの痛みでいらした患者さんのケースをご紹介していきましょう^^。この方(40代女性)は、特に寒い時期に仕事などで長時間同じ姿勢をしていたりすると、左肩と脇の辺りに違和感を覚えるということでご来院されました。どうしようもない肩こりと、目の疲れもあり、左側に傾くような姿勢も気になっているということです。

 

 

肩と脇がこったり、痛いのは、力の入れ過ぎ!?

 

お身体を診ていくと、左肩、肩甲骨まわりが顕著に硬く凝りかたまっているのがわかりました。筋力検査では、肩をあげたり、肩甲骨を動かす筋肉は力が入りづらく、本来なら肋骨の上を滑る肩甲骨の動き自体も、大分悪くなっているようでした。また左肩は前方に出ており、左の胸の筋肉と脇の筋肉(肩甲骨を動かす)は筋肉が過緊張を起こしており、全く伸びない状態だったのです。

 

治療では、まず胸の筋肉と脇の筋肉、それぞれをストレッチしながら、筋膜(筋肉を覆う膜)を引き延ばし、筋繊維を1つ1つ引き延ばしていきます。その後、肩甲骨を肋骨からはがすようなイメージで、ゆっくりまわしていきながら、動きをつけるようにしました。そうすることで、肩や肩甲骨周りの筋肉は大分動きやすくなり、筋力も回復してきたのです。最後に背中や首の背骨について関節治療をして終了です。

症状の説明にひどく納得されていた様子でしたが、治療後は本当に生き返るようになったと喜んで頂き、私も嬉しかったです^^。

 

今日のpoint

今回の肩、脇の痛みの原因は、「寒さや長時間の労働により、肩を前方、そして脇を締めた状態で固まってしまったことで、肩甲骨の動き、肩周りの筋肉の働きに障害が起きたこと」でした〜。

こういった症状は、特に緊張しやすい、そして力が入りやすい方によく見られます。確かに胸や脇の下は、デスクワークなどでは縮こめていることが多く緊張しやすい場所ですが、極端な過緊張を起こす場合は、特に症状がある側を力んだり、緊張させたりする癖があるのかもしれません。こういった癖はなかなか治しづらいものですが、カイロプラクティックの治療を数回受けて、身体の良い筋肉バランスが身に付いてくると、自然と抜けてくるものです。お困りの方は是非一度ご相談ください^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
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スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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