今日は、副腎への負担(食物アレルギーと糖質摂り過ぎ)で膝の裏の痛み、腰痛、左半身の不調が起こったケースです。
ちなみにこの方は、自分の食物アレルギーや糖質摂り過ぎには気付いていませんでした。

 

よく左半身の調子が悪いことが多く、ここ最近左膝が階段の上り下りでがくがくするということで来院されたこの男性(30代)。股関節も正座したときに違和感があり、ずっと立っていると腰痛が出現するとのことでした。また左足首もまわすと違和感を感じるそうで、左首にも寝違えたような痛みがあり、左半身の調子が悪かったのです。

 

 

 

膝の不安定性は、副腎のホルモンの出過ぎによるもの?

検査をしていくと左の足全体的にバランスが崩れており、股関節の動きや足首の関節にも問題がありました。また左半身の内分泌系筋肉がすべて筋力低下しており、そういった内分泌系統の機能低下に関わる副腎にも疲労がみられ、関わる背中の張りが顕著だったのです。
一番の問題となっている左膝の違和感は、関節が緩くなった状態(不安定)で起きていると考えられ、これも副腎のホルモンが過剰に分泌されている時にあらわれる症状です。

またそれ以外にも小麦の食物過敏症も検出されました。

 

まず副腎に対する治療が先決ですが、このケースの場合は靱帯のゆるい状態も検出されたので、リンパのポイントをむやみに刺激せずに頭蓋骨の治療(下垂体に関わる部分)や胸腺(免疫にかかわる臓器)の治療で内分泌系の正常化をはかっていきます。もちろんこういった場合は、背骨の治療も重要。背骨の治療によって神経系を正常化させることは、全身的に良い影響があります。全身的に治療を行った後、左膝に関してはテーピングを施しました。

また副腎に負担をかけないような食事の摂り方。甘いものや炭水化物に偏った食生活をやめ、食事の間隔を空けすぎないこと、なるべく3食~5食と頻繁な食事(タンパク質主体)を摂っていくことなど、そして食物過敏がある食べ物を除去することなどを指導しました。

その後順調に回復しており、腰痛や首の痛みはなくなっていますが、食事が乱れるとまた膝の不安定性がぶり返したりすることが多く、食事に関するアドバイスは続けています。

 

 

今日のpoint

今回の膝の違和感や左半身の不調の原因は、「食物アレルギーと糖質の摂り過ぎにより、副腎に負担をかけたことで、副腎からのホルモンが過剰に分泌され、全身性の問題を作り出したこと」でした〜。

ストレス、特に現代人では糖質に偏った食事によって副腎に負担をかけることが多く、それによる症状も様々です。副腎に過剰な労働を強いると過剰なホルモン分泌が起こり、それにより関節を固定している靱帯などの結合組織が緩んでしまうことはよく起こることなのです。そういった場合は、ストレスがかかるもしくは糖質を摂りすぎた時に症状をぶり返したり、なかなか治らないケースも多く、副腎疲労に熟知した専門家によるアドバイスは必須であると言えるでしょう。

 

 

K.K.

 

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