今日は、けっこうな腰痛と足の痛みに悩まれていた60代の男性を紹介しましょう。

この方は、一年前から病院で狭窄症と言われ、神経痛を持っていて今までだましだましやってきたそうですが、ここにきて、足のモモ前面の辺りの痛みがかなりきつくなってきたということで来院されました。現在では5分くらい歩くときつくなり、少し休むとまた歩けるようになるそう。

 

 

股関節の固さと関わる筋肉の緊張

神経的な検査をしても、陽性反応が出なかったので、足まわりのチェックをしました。
そうしたところ、痛みが強い左足の方は、股関節の動きが全然ないような状態で、股関節前面の筋肉の過緊張と腹筋群の筋力低下が顕著でした。それに伴い股関節を持ち上げるような筋肉は全く力の入らない状態、また、殿部の筋肉も筋力低下を起こしており、これにより股関節や腰の負担を強めているようでした。

神経的な所見が出なかったので、そこまで狭窄症の疑いはないのですが、病院での画像診断でそのような結果だったので、腰の治療の際は反らすようなことはなるべくしないよう注意していきました。

痛みの一番の原因は股関節前面の筋肉の過緊張により、モモに向かう大腿神経を圧迫していることが問題になっているようだったので、まず股関節の動きをなるべくつけるように動かし、股関節前面の筋肉も痛みのない状態でストレッチなどをしながら、緩めるようにしました。また腹筋群とのバランスも重要になってきます。腹筋は全く使われておらず、筋肉が硬く動かない状態だったので、なるべくその硬い部分を取り除くように念入りに押圧していきました。その他殿部の筋肉や骨盤の治療をして終了です。

治療後は楽になったようですが、症状がけっこう強いため、何回か治療が必要になってくるでしょう。

 

 

今日のpoint

足の痛みの原因は、「股関節の動きの固さと、前面の筋肉の過緊張により、モモに向かう神経を圧迫してしまったこと」でした~。

あまりあってはいけないことだとは思いますが、お医者さんで、言われた診断と痛みの原因が全く違う場合があります。カイロプラクティックはいろいろな角度から状態をチェックすることができ、実際触ったり動かしたりすることで検査を行うので、患者さんも納得しやすいのではないのでしょうか。

なかなか治らないお身体の悩み、是非一度相談してみてくださいね。

 

 

K.K.

 

 ——————————————————————————————————————–

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT 

麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

———————————————————————————————————————