足の痛みcase11.2

今日は、最近とてもよくあるケースなのですが、消化不良によって足の張りやだるさが出てくるケースをご紹介していきます。この方(60代女性)は、最近特に右足にとても重いだるさを感じていて、階段を降りるときには膝にも少し痛みがあるということでした。

 

 

足の重だるさが消化不良から起こる!?

 

まず初めに膝をチェックしていくと、確かに膝のお皿の動きは悪くなっていましたが、太腿の辺りの張りが強く、膝の問題だけではないような感じがしました。次に股関節を持ち上げるような筋肉の筋力検査を行うと、弱化しており、右側の内臓、特に盲腸・回腸辺りや子宮が下垂している状態があったのです(内臓下垂があると股関節屈筋群の弱化や足の神経過敏、筋肉の張り、むくみなどが起こる)。さらに調べていくと胃の辺りも張っていて、縦長に伸びて下垂しており、胃酸分泌が低下して消化不良が起こっている兆候もありました。

 

治療では、まず膝のお皿の動きや股関節の機能に対する治療を行い、その後内臓をリフトアップしていくようアプローチしていきました。太腿の張りがちょうどなくなる辺りで内臓を持ち上げしばらく保持していきます。またお腹の筋肉を咳しながら使ってもらうことで位置を調整していきました。その後、胃の筋肉の硬くなってしまっているところを緩め、さらに下垂している部分を持ち上げるようにアプローチしました。治療後は、大分足の状態が楽になり、太腿の張りも全くなくなったということでとても喜ばれていました^^。

胃腸における消化不良については、胃酸の分泌を促進してくれる素材や消化酵素を含んでいる消化酵素サプリメントによるサポートをお勧めしており、その後、お身体の方は順調に回復しています。

 

今日のpoint

今回の足の重だるさの原因は「胃酸分泌低下による消化不良によって胃下垂が起き、それが腸、さらに子宮部を圧迫することで段階的に内臓下垂が起こってしまったこと、また内臓下垂が鼠径部おいて足に向かう血流や神経を圧迫してしまったこと」でした〜。

内臓下垂が足の重だるさを作ることはよくあります。もちろん普段している姿勢によっても内臓下垂は起きますが(丸まった姿勢や捻った姿勢)、こういった胃での消化不良から段階的に腸や子宮が下垂してしまうことはよくあります。内臓下垂による子宮の圧迫や捻れなどは、女性の生理前症候群や不妊症などにも深く関わっているので、1つ下垂と言っただけでも様々な問題につながっているのです。気になっている方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
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