今日は、左足の力の入らなさや膝の痛みなどを訴えて来院された患者さんの紹介です(30代女性)。

 

ここ10年くらい冬になると右膝が痛くなることが多いそうで、正座をするのが辛いということでした。また、左足の力の入らなさが気になっているとのことで、歩いていて左足を引きづる感じがあるのといつも重たい感じがあるそうです。その他慢性的な肩こりがあるとのこと。

 

 

 

内臓下垂によって足があがりずらくなる

まず右足について検査をしていくと、腿の筋肉の力が弱く、膝のお皿の動きが悪いことがわかりました。また左足は全体的に力が弱く、股関節を曲げていくような筋肉、足を上げる方向へ全く力が入らなかったのです。原因を探っていくと、もちろん足をあげることに関わる下腹部の筋肉も硬くなっていて筋肉の働きができない状態だったのですが、それよりも内臓が下垂していることに原因があることがわかりました。

内臓下垂があると、たいてい足をあげていく筋肉に力が入りずらくなります。

まず膝のお皿の動きをつけるように治療を行い、右足、左足ともに足を上げる筋肉に対して硬い部分を取り除くように押圧しました。その後、内臓を下から優しく持ち上げ、そこで大きく深呼吸をしてもらいながら、押し上げるようにしました。なお、肩こりもあったので、全身的に背中から骨盤にかけて背骨の治療をして終了です。

次回来院時には、階段も上れるようになり、正座をしても膝が痛くなくなったという嬉しい報告がありました。

 

 

今日のpoint

今回の足の力の入らなさの原因は、「内臓下垂によって足の前面の筋肉の機能低下が起こったこと」でした〜。

内臓の下垂は、普段の姿勢や食事の姿勢、その他食事内容や内分泌系のバランスによって起こります。こういったことが、股関節の動きに関わるというのは驚きだったのではないでしょうか?生理痛にも関わることがあるので、女性によくみられる症状でもありますね。

 

 

K.K.

 

 ——————————————————————————————————————–

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT 

麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

———————————————————————————————————————