今日は、たまに悩んでいる人もいると思いますが、足の裏の痛みのケースです。

この方(50代女性)は10ヶ月程前に足の小指を骨折し、その後、6週間固定をするなどして完治したということでしたが、ちょうど4ヶ月程前から同じ左足の裏(小指の付け根の辺り)が痛くなり、今月に入って町の行事に参加した後からあまりに腫れていたので、病院に行ったら足底筋膜炎と言われたそうです。今現在は、朝起きた時の足のピリっとした痛みが強いということでした。

 

 

足底筋膜炎による足の裏の痛みと足根骨のバランス

 

検査をしていくと、まず左右共にですが足首の内反位(内側に向く)が顕著で、特に左の足首それが強く、左の足の裏も確かに腫れており、押すと痛みがあるような状態でした。また、小指の付け根側に位置する立方骨が底面に飛び出す感じで大分固くなっていることや、反対側、土踏まずの中央の骨である舟状骨の動きも悪くなっていることがわかりました。これら2つの骨のバランスは足のバランスを取る上で非常に重要になる部分です。

その他、足首を動かしていく筋肉の筋力低下や踵の骨の傾きなど、足のバランスはかなり崩れており、足裏に負担がかかっていることがよくわかりました。

 

治療では、まず一番の問題となっている小指の付け根付近にある立方骨の動きをつけていくことをしました。またその他の足根骨のバランスをしっかり取っていくこと、足首回りの筋肉で筋力低下を起こしている部分に対しては、筋肉の硬い部分を取り除く治療を行っていきます。そして、足裏の筋膜に対しては痛い部分を押圧し、その状態で足首を曲げたり伸ばしたりしながら、一番痛みが楽になるポジションでしばらく押して、張りや痛みが取れるまでこれを行いました。

 

こうすることで治療後には大分足の痛みがなくなり、次回の来院時には朝起きて足をついても楽だったことにとても感動したというお言葉を頂きました。また、足がつることも多いというお話だったので、マグネシウムを摂ってもらうようにお話しました。

 

今日のpoint

今回の足の痛みの原因は、「足の小指の骨折から、小指と足根骨の間で機能障害が起こり、足裏や足首回りのバランスが崩れたことで足底筋膜に負担をかけてしまったこと」でした〜。

足の裏が痛む人もたまにいると思いますが、多くは足にある骨のバランスが悪くて、衝撃の吸収システムがうまく働かず、足裏に負担をかけてしまうことが原因であると言えます。もちろん自分に合ったインソールを作って日々の負担を軽減していくことも重要ですが、カイロプラクティックでまずそのバランスをチェックして、足底アーチも含めた足根骨の機能をしっかりと治療していくことが一番の近道ではないかと思います。

お困りの方は是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
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