今日は、ひどい頭痛で悩んでいた患者さんの紹介です。

この方は、もう10年くらい頭痛で悩んでいるということで来院されました。大抵右側に起こり、脈打つ感じの痛みと目の奥の痛みがあるとのことでした。また吐き気が伴うこともあり、光にも過敏になるそうです。
病院では片頭痛と診断されて、お薬を出されましたが、まったく効かなかったということ。夜に頭痛が起こることが多いということも特徴でした。

 

 

 

頚椎原性頭痛と片頭痛

検査をしていくと、右側の首~肩、背中までかなり張っていました。また顎や側頭部まで強い張りがあったのです。ひどい頭痛の時に必ずチェックをする頭蓋骨にも側頭部の縫合に固さがありました。また噛むときに使う筋肉(右側)も緊張していました。
その他、上部頚椎にも関節の機能障害がみられ、大分固まっている様子がありました。

 

この方の症状は、特徴的には片頭痛でしょう。

ただ、目の奥の痛みや首の状態も考えると頚椎の関節機能障害から起こる頭痛も合わさっている可能性がありました。どちらにしても、治療はしっかり後頭部の筋肉を緩め、その後上部頚椎の動きをつける治療、そして頭蓋骨及び側頭部の縫合の治療を行なっていきました。
また全体的には首の負担をやわらげるため、猫背にならないような姿勢の矯正、そして頚椎下部の柔軟性をつけるようなアプローチをしました。

 

治療後には、大分バランスがとれて筋緊張が和らぎましたが、片頭痛に関してはカイロプラクティック治療の効果は半々と言えます。私の臨床では治療を続けることでかなり効果をあげれる実感がありますが、慢性的なものはいろんなことを考えていくべきでしょう。

 

 

 

今日のpoint

今回の頭痛の原因は、「頭蓋骨のバランス、上部頚椎の関節機能障害が起こったことで、頚椎から来る頭痛や側頭部の筋肉の過緊張、片頭痛が起こりやすい状況にあったこと」でした~。

頭痛のつらさは、本当にきついです。
それこそ、1日動けなくなるくらいのものもあるのです。
カイロプラクティックは一度試してみる価値があるくらい、一般的な頭痛にはある程度効果をあげれると信じています。
それは、頚椎と頭蓋骨の状態から来る頭痛が非常に多いということに根拠があります。

 

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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