今日は、顎の痛みについてのケースです。
このC-magaでは、初めてでしたね^^。

 

この方は、5日前から右の顎関節が痛いそう。以前から中耳炎をよく再発しており、今回も中耳炎かと思って耳鼻科を受診すると「顎関節炎」と言われたということです。たしかにここ最近は、右の首の張り感を感じることが多かったという。痛みはひどくはないそうですが、口を開けるときに痛み、また顎関節の辺りに違和感を感じるということでした。

 

 

 

顎は人体の中で一番大事な関節

口を開けてもらうと、開口していく途中に開けずらそうな様子があり、大きくは口を開けられませんでした。口の開閉や顎を左右に振るような筋肉をチェックしていくと、右側の咬む筋肉に過緊張が見られ、逆に開口する筋肉(顎下についている筋肉)が硬くなっていたのです。また顎と大きく関わる後頭骨(頭蓋骨の後ろの部分)の動きや頬の辺りの骨の左右バランスが崩れていました。

まずは、顎関節に関わる後頭骨と上部頸椎の関節の動きをつける治療を行い、頬の辺りの骨に関しては呼吸とともに左右の骨をそれぞれ押圧して動かすような治療を行いました。これで大分骨格自体のバランスが整ったので、その後、開閉の筋肉に対する治療を行います。顎の下についている小さくて細かい筋肉の筋線維の硬い部分を慎重に取り除き、咬む筋肉「咬筋」と「側頭筋」に対しては少しほぐすように軽く押圧しました。

治療後は大分、違和感が緩和されたようで、開口するときの開けずらそうな感じもなくなり、痛みが全くなくなったので、とても喜んでいました。

 

 

今日のpoint

今回の顎の痛みは、「噛む筋肉と口を開ける筋肉のバランスの崩れと上部頚椎や頭蓋骨の機能障害が起こっていたこと」でした〜。

顎関節は人体において最も大切な関節と言われています。歯医者さんでマウスピースを作られた方はわかると思いますが、この部分のバランスは全身の問題に深く関わってくると言われています。特に首の張りや頑固な肩こりなどには直接影響がある部分です。

カイロプラクティックでは、頭蓋骨、顎関節、頸椎、舌骨などの頭部に関わる骨格のバランスを重要視します。繊細な顎関節を直接動かすよりは、まずそのバランスを取ることを最優先していきます。筋肉のバランスももちろん重要です。場合によっては口の中からしか触れない筋肉が過緊張を引き起こしている場合があり、それらに対する治療もかなり効果的に働きます。
顎関節の問題はほおっておくと全身に悪影響です。なるべく早めにカイロプラクターに診てもらうようにしましょう。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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