今日は、食べ物のアレルギーによって、膝に痛みが出ていたケースを。
みなさんにとってはちょっとビックリかもしれません。

この方は、サッカーをすると右膝の皿の上が痛むということで来院されました。大抵曲げて伸ばすときにパキッと音がして違和感があるそう。

 

 

食物アレルギーは身体全体のバランスを崩す!

検査していくと、膝のお皿の動きも悪くなっていましたが、顕著だったのは股関節の固さ。股関節を曲げていくときと内側に捻る動作での固さは尋常じゃなく、これが腿の筋肉に負担をかけているだろうことは明らかでした。

またその股関節の固さを作っているのがお腹の奥の方に付いている下腹部の筋肉。触診すると、その筋肉がかなり硬くなっていることがわかったのです。またその筋肉は消化不良を起こしている時によく問題を起こしやすく、聞いてみると案の定、朝は胃の痛みと下痢がほぼ毎日続いているという。

最終的には、左の消化器系の筋肉は全て低下しており、それの原因が小麦アレルギーによるものだというところまで検査で突き止めました^^。

 

まず股関節の動きがスムーズになるように、徹底的に下腹部の筋肉を緩めました。それにより股関節が動いてくるようになると、膝の痛みもほぼなくなり、後は膝のお皿の動きをつけてほぼ終了。
その後、食物アレルギー症状の時にある、免疫系統の臓器のリンパポイントの刺激と胃酸分泌に関わる頭蓋骨の治療、およびやや肥大している肝臓に対する動きをつける治療を行いました。

後は、毎日の生活で小麦製品をなるべく避けること、そして食事の間隔を空けすぎないこと、炭水化物の量を減らして野菜とたんぱく質を増やしていくことなどを指導し、治療は終了です。
治療後には、膝の痛みは全くなくなりました。

 

 

今日のpoint

今回の膝の痛みの原因は、「身体に合わない小麦製品の摂取により、身体の免疫機能の負担や消化不良が起こり、そこから筋肉のアンバランスが生じたこと」でした~。

食物アレルギーは、免疫に関わる副腎などに大きく負担をかけるとともに、慢性的になると腸の炎症が続くことになります。その状態は身体の筋肉骨格系のバランスを崩し、今回のような症状を招くこともあります。
膝の痛みが、小麦アレルギーからきているとは誰もが思わないと思いますが、消化不良とそれに伴う内臓機能の低下は見逃せない身体の不調でもあるのです。みなさんもいつもの下痢や軟便と諦めずに、カイロプラクターへの相談を。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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