今日は、過敏性大腸炎と下痢で悩んでいる方へと題してお話していきます。

この方は、昔から消化機能があまりよくなく、仕事に入ってから7~8年、お腹が痛くなることが非常に多いということで来院されました。またそれ以外にも猫背の姿勢が気になっているようです。

食料品売り場にいるのでエアコンで冷えたりすると一発でお腹がダメになるので、最近腹巻をつけたら、少しベターということでした(30代女性)。

 

 

 

過敏性大腸炎の裏側には!?

検査をしていくと、確かに消化器系が弱っている兆候がありました。胃酸の分泌低下や小腸にガスが溜まっている感じ、食道と胃の境目辺りの張り感など、消化不良が起きていることは明らかだったのです。

もちろん胃や腸に関わる背骨の関節部も固くなっていましたし、骨盤や頭蓋骨の動きも悪いところがありました。

このように胃腸の状態が落ちていくには、いろんな原因が考えられますが、多いのはやはりストレスによる副腎疲労から、胃腸機能が落ちていく場合、そして合わない食べ物をとっていることで、常に腸に炎症が起こっているような状態が考えられます。

 

治療では胃腸の機能がアップするような治療と、内臓マニピュレーション、胃に関わる頭蓋骨の問題などの治療を行いました。そうするだけでも内臓の辺りがスッキリし、姿勢も良くなってきます。
そして背骨に関しても重要なポイントを治療していきました。

 

後々、食べ物に関する栄養チェック(食べ物を口に含んで筋力検査により行なう)を行なったところ、小麦に対して過敏な反応が出ていたので、小麦のグルテンが腸の炎症と消化不良に関わっていることが大きな原因になっていると思われました。

現代では、グルテンの問題はかなりの頻度でみられるので、不思議ではありません。

 

 

 

今日のpoint

今回の消化不良と姿勢の悪さの原因は、「合わない小麦製品を毎日とることによって腸の炎症がおさまらず、副腎も疲労し、胃酸の分泌も低下してきていたため」でした~。

日本の食生活で麺類が大きな位置をしめるようになってからは、この小麦の問題は後をたちません。過敏性大腸炎や慢性的な下痢の場合、食べ物が関わっている場合が非常に多いので、是非一度IgGの検査をオススメします。

 

 

 

K.K.

 

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