今日は、首の張りと寝ちがいのような状況がなかなか治らなかった方の紹介です。

この方は、ここ1週間くらい首をまわしたり、後ろに反らしたりすると筋肉がつるように痛いということで来院されました。ひどい肩こりだった仕事をしていた時と比べて、今では、やっていることと言えば家事くらいなので、何が原因なのかわからないという。また首が張り過ぎると頭痛も出てくることもあり、たまに右手・腕の内側のラインにシビレが出ることがあるということでした。

 

 

 

なかなか治らない首の張りには、思ってもいない原因がある!?

検査をしていくと、まず右の肩甲骨から上部頚椎にかけて捻れるようについている筋肉(寝ちがいによくなる)はかなりタイトに張っていました。また右の胸の筋肉と脇まわりの筋肉も縮こまっており、リンパの流れも悪い状態でした。しかも胸の筋肉を引き伸ばそうとすると、右手・腕のシビレが誘発されたのです。

その他、副腎疲労の状態と、そのときに起こりやすい回盲弁症候群という腸の弁の機能低下が起こっていることがわかりました。まさにこの回盲弁の問題の時は右肩も張りやすいと言われているのです。

副腎疲労になる要素が何かないかと聞いてみると、たしかに落ち込みやすく、いろんなことをマイナスで捉えやすいこと、ここ5年くらい鬱症状の治療でメンタルクリニックに通っていることがわかりました。

 

まず全体的に内分泌系についての治療を行なっていきました。副腎に関するリンパや内臓のマニピュレーション、そして回盲弁に関わる関節やリンパ、そして弁の機能をアップするようにアプローチしていきます。
その後、しっかりと首の張りにも関わる頚椎や背中の関節を治療していきました。
また胸の筋肉や脇の筋肉をしっかり緩め、リンパの流れを良くしていきます。こうしたことで、大分首の動きも楽になったようです。

 

治療後は、ほとんど違和感なく、首を動かせるようになっていたので、良かったです^^。

 

 

今日のpoint

今回の首の回しづらさと張りの原因は、「副腎疲労によって回盲弁症候群が起こり、それによる首の張りが背景にあった中、右肩まわりが徐々にバランスを崩してしまったこと」でした~。

今回のケースでは、鬱症状になるような副腎疲労の背景があったことがポイントになります。こういったケースではなかなか、筋肉の張りを取るだけでは良くなりません。背骨の関節はもちろん、その奥の内分泌系の問題まで和らげる必要があったのです。
こういったことが判断できるのは、限られたカイロプラクターになります。

一度体験してもらえると、その違いがわかると思うので興味ある方は是非^^。

 

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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