さて、今日は昨日の続きで、インフルエンザの話題です。

 

昨日のblogでビタミンDは体の中の抗生物質を高める働きをしてくれ、免疫を高めてくれること、そしてインフルエンザの予防にも非常に効果的であることを述べました。

昨日ご紹介した論文の執筆者であるホープシンプソンさんがこの研究をして行く上でインフルエンザに対する疑問とそれに対する結論をいくつか述べていました。

これが興味深い内容だったので、今日はそれについてご紹介したいと思います。

 

 

20年間の答えを求め続けたホープシンプソンさんは、一つの結論に至りました。

それは、インフルエンザというものは、特定のウィルスを感染させやすい動物から広がっていくということ、そしてそれは、季節におおいに関係するということです。

そして結論として以下の9つの項目をあげています。

 

 

 

インフルエンザに対する9つの疑問

 

○  なぜインフルエンザは季節に関係していて、あらゆる地域に存在するのか?
流行している季節以外はどこに存在しているのか。

A.季節と関係ない発生というものは、老人ホームとか監獄のように太陽の光が少ないところに多かった。他には、1918年のように人間の免疫を凌駕するような強い感染力を持った時に発生する。

 

 

○ インフルエンザはなぜこんなに爆発的に広がるのか?

A.秋と冬にちょうど免疫が下がるときに、ちょうどインフルエンザにかかりやすい身体になってしまう。

適応性の低い免疫力を持った人がかかりだして、そこから爆発的に広がるケースが多い。

 

 

○ なぜ唐突にインフルエンザの感染は終結するのか?

A.ときたま感染力の高い人が少数しかいなくて、感染期間というものが短いと、インフルエンザが終わってしまう。

 

 

○ なぜ同じ緯度にある国で感染する傾向があるのか?

A.これは季節による太陽の光の量に関係する。

偶然にも同じ緯度の人は、同じ太陽の量しか受けないので、それによるビタミンDの不足によって免疫が下がっている人達に感染する傾向がある。

 

 

○ なぜインフルエンザの流行期間と次の期間の間(インターバル)は不定期なのか?

A.感染しやすい人がいて、彼らを見つけるまでは、すぐに感染できない。だから彼らを見つけるまでは期間が空いてしまう。

自然の免疫の中で、ビタミンDによっていろんなバリエーション(免疫の強弱)があり、感染しやすい人もそうでない人も様々なので、期間にもバラつきがある。

 

 

○ なぜ2次的な攻撃というのが少ないのか?

A.2次的に広がる時の感染力は20%しかないから。またそれは、感染しやすい人と、感染しにくいタイプの人がいるから。

 

 

○ 昔なぜこんなにインフルエンザが流行したのか?(飛行機などの交通機関が 発達していない時代に)

A.感染しやすい人がいる限りは、その人達が広げていってしまう可能性が高い。

 

 

○ 血清反応陰性(インフルエンザウィルスを注入したのにインフルエンザにかからない)の人達はなぜ、病変を発症しないのか?

A.人によってビタミン25(OH)Dのタイプが、感染するかしないかに関わってくるから。

 

 

○ この20年間でこれだけワクチンを作っているのにもかかわらず、なぜインフルエンザによる死因というのは減っていないのか?

A.過去20年間を見ると、政府の太陽を浴びるなと言うキャンペーンが非常に多かったためではないかと言われている(皮膚がんになるから)。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

インフルエンザは普通の風邪などと違って、様々な特徴があって、その理由も非常に興味深いです。

前回のblogと合わせてみても、ビタミンDの欠落というのは、季節的な要因(冬とか秋に紫外線が減ったり、ずっと家の中にいるなど外的要因)が関与しているということがよくわかりましたね。

また最近はその中でも特にビタミン25(OH)Dが少ない人には呼吸器系の疾患も多いことがわかっています。

 

すごいですね、ビタミンD。

紫外線の問題もありますが、適度な日光浴は、健康な骨のためにも、免疫力のためにも必要なのです^^。

 

 

ではでは。

今年も1年間読んで頂きありがとうございました。

また来年も一緒に健康について考えていきましょう!

 

Hope you have a nice holiday and a great year ahead!

 

K.K.

 

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