Carbohydrate 炭水化物

炭水化物(糖質)は大きくわけて「単糖類」「小糖類」「多糖類」の3つに分類されます。
これ以上「小さくできない」最小単位のものを「単糖類」と呼び、最も多いブドウ糖や果物に含まれる果糖などは「単糖類」です。単糖が2個から数個結合したものが「小糖類」。砂糖(ショ糖)がその代表格です。また単糖が多数つながったものを多糖類といいます。多糖類は穀類やイモ類、豆に含まれるでんぷんが代表的なものでしょう。

特徴としては、単糖類や小糖類は消化が早く甘みを感じますが、多糖類(でんぷんなど)は甘みがなく、糖のつながりを切るのに時間がかかるため、小糖類よりは消化に時間がかかります。また単糖類・小糖類は消化が早いため血糖値を急激にあげますが、多糖類は血糖値の上昇が単糖類よりはゆるやかで、エネルギー源としても長持ちします。

 

糖質の最も重要なことは、身体にとって一番利用しやすいエネルギー源だということです。とくに脳は、長い飢餓状態などの特殊な状況は例外として、普段はブドウ糖しかエネルギーとして利用できません。それだけ糖質は、エネルギー源として重要な役割をもちます。

 

しかし、近年、この糖質の摂り過ぎや精製した穀類・白砂糖ばかりの食生活により、身体に様々な問題を作ることがわかってきました。「機能性低血糖」などはまさにその代表です。健康のためには、糖質や精製した穀類の過剰摂取をやめて、精製していない穀類を主食にすることも大事なことです。