FAQ

Q:カイロプラクティックって何をやるのですか?

 

A:そうですね。まず基本的には背骨の関節の動きを良くしてあげることです。動かす時には「ポキっ」と音がするときもありますが、痛みはなくむしろ気持ちのいい治療です。

難しいことを言うとそうやって背骨を整えてあげることで、全身をコントールしている神経の働きを良くし、人間の持っている回復力をあげてあげるというものなのです。

 

 

Q:「ポキッ」の音はなんで出るのですか?

 

A:みなさん「ポキッ」の音が怖いって言う方が多いのですが、実は「ポキッ」という音は骨が鳴る音ではないのです。

関節は骨と骨が組み合わさって動いていますが、関節には骨だけでなく、関節の間に関節包という部分があり、関節の動きをスムーズにしたりショックを吸収したりしている袋があります。

カイロプラクターが関節を動かす時には、関節を少し開くようにするのですが、その時にこの関節包が広がり、一時的に内部の圧力がゆるむことで滑液の中に溶け込んでいる空気が気化して気泡ができます。

その時の音がこの「ポキッ」という音なので、痛みはないのはもちろんのこと、危険性もありません。

みなさんが骨の音と思っている音は、実は空気が弾ける音だったのです。

 

 

Q:背骨以外の治療はどうですか?

 

A:もちろん、肩・腕・手・股関節・膝・足首・また顎関節や頭蓋の問題にも精通しており、骨格の問題であれば全般的に得意とする分野です。

その他、身体の筋肉のバランスにも重点をおいています。弱化している筋肉、過緊張を起こしている筋肉、そういった筋のバランスをしっかりとチェックし、治療していきます。

 

 

Q:筋肉のバランスが悪いと何が起こるのですか?

 

A;人間の身体は骨格とそれを支える靭帯があるのですが、それだけでは立ったり、歩いたり、姿勢を維持することができません。ヒトのいろいろな身体の動きを可能にしているのは筋肉なのです。たくさんの筋肉がサポートすることで、姿勢を維持したり、さまざまな身体の動きを可能にしていると言えます.

ところが、筋肉のバランスが悪くなり、ある部分が弱くて、ある部分が強かったらどうなるでしょう?

身体を維持する上で、無理な力がかかり、明らかに負担がかかる部分が出てきます。また大きく姿勢も崩れてきやすくなります。それが肩こり・腰痛等につながり、酷くなると痺れや慢性症状にもなります。

そして弱い筋肉には、なにかしら問題があり、痛みや違和感を引き起こしやすいとも言え、その逆に緊張している筋肉が悪さしている場合もあります。カイロプラクターはその点に着目し、弱い筋肉をしっかり機能していくように治療し、また緊張している筋肉にはストレッチ等の筋操作を行なっていきます。

 

 

Q:カイロプラクティックの治療を受けるとどのくらいで治りますか?

 

A:1回で!と言いたいところなのですが、もちろんそれは千差万別、症状によって全く違います。1回で良くなることもあれば10回かかる場合もあります。後は症状が急性のものなのか、慢性のものなのかによっても大分違います。 最近の傾向としては、5回くらいは治療を継続することが多いかもしれません。

それは毎日の生活習慣の積み重ねで、不健康な状態になっている場合がほとんどだからです。その場合、一度治療して良くなっても、同じ生活に戻るとまた再発してしまうことが少なくありません。しっかり一ヶ月くらいは治療を継続し、カラダのいい状態を保っていくことが1番早く回復する近道です。

脳は、施術前のカラダの状態を記憶しています。しかもやっかいなのは、私たちが、腰痛などの症状で悩んでいても、治療前の状態を悪い状態とは認識せずに、「正常」であると認識していることです。

このことは慢性的な症状であればなおさらそうです。また日常生活であまりカラダによくない動きをしていたとしても、そのカラダの使い方が正しいものだと脳は判断しています。たとえば、デスクワークでいつも腰と肩を丸めている姿勢、わかってはいるけど楽だからやめられない。これはまさにいつもとっている姿勢が正しい姿勢と認識しているからなのです。

せっかく治療を受けて負担を受けていた関節、筋肉などが正常な状態に近づいたとしても、脳は元の状態に戻そうとするように働いてしまいます。治療の効果を持続させつつ、脳の状態を変化させる為には数回の治療を一定期間続けて、カラダの新しいバランスを脳に覚えさせることが1番です。

 

また、「パッシブケア」と「ポジティブケア」と言う考えがあります。パッシブケアは、治療を受けること。そしてポジティブケアは、自分でカラダをケアすることです。生活習慣が原因の症状は、その生活習慣を変えることやセルフケアができるようになることが、根本的な解決になります。ポジティブケアという考えも再発しないためには大切なことです。

もちろん臨床では、常に一回でも早く治ってもらうことを考えて治療にあたっています。本当は一発緩解できたら1番いいのですが、なかなかそうはいかないのが、生活習慣からくる背骨のゆがみなのです。