副腎疲労case4.2

今日は、不眠と日中の眠気、だるさで長い間悩んでいた方(30代女性)を紹介していきます。この方は、夜なかなか眠れないことと、それ以上に日中にひどく眠くなることがあり、仕事が手につかない程になってしまうということでご来院されました。栄養療法のクリニックにも通われており、そこでは低血糖症や貧血を疑われ、サプリメントや食事療法(糖質制限)を行っていたそうです。またコルチゾール(副腎から出るホルモン)の日内変動を計るとやはり朝からあまり高くなく、低い状態がずっと続いているようでした。

それ以外には、食物アレルギー(IgG)の検査で小麦と乳製品が陽性で、ハウスダストや花粉にもアレルギーがあるということ、そして4、5日前から首コリがあり、関連して頭痛や吐き気も起こることがあるということでした。

 

 

副腎疲労によって日中の眠気やだるさが起こりえるということ

 

まず初めに全体的な内臓や内分泌系のバランスをみていくと、明らかに膵臓や副腎に負担がかかっていることがわかりました。またホルモンの中枢でもある脳の視床下部に関係している頭蓋骨や顎の問題が検出されたのです。それに伴って副腎に関わる関節や、後頭部の張りも出ていました。

 

治療は、膵臓や副腎の機能をアップするリンパのポイントを刺激し、視床下部(ホルモン中枢)に関わる頭蓋骨の治療を行っていきます。そうすることで大分首の張りが取れたので、その後全身の関節治療を行い、バランスを取っていきました。食事については、たまに炭水化物を過食してしまうことがあるということだったので、もう一度食事内容を見直し、炭水化物とタンパク質、脂質のバランスを考え、食事していく順番、そして間食の選び方などをアドバイスさせて頂きました。また副腎が問題の中心にあるということは明らかだったので、副腎をサポートするための塩水やストレスコントロールなどのお話をさせて頂きました。

その後、治療経過としては首の張りや頭痛はなくなったそうですが、不眠についてはやや改善、日中の眠気についてはなかなか改善が見られないため、副腎の栄養素である「副腎エキス」をサプリメントで摂ってもらいました。そうすると大分日中の眠気やだるさについては緩和してきたようです。もちろん過食やストレスの度合いによって上下があるので、まだ継続してお身体の方はチェックさせて頂いております。

 

 

今日のpoint

今回の日中の眠気やだるさの原因は、「精製された炭水化物や糖質の過剰摂取、また継続的なストレスによって副腎が疲労して、コルチゾールなどのホルモン分泌が低下したから」でした〜。

副腎疲労は、万能の臓器と呼ばれる程で、ストレス調整に始まり、様々な身体の機能を調整している臓器です。この臓器の具合が悪くなるだけで、身体には様々な症状が現れます。それもそう、不定愁訴と呼ばれるもののほとんどにこの副腎が関わっていると言われるぐらいなのです。

特に日中の眠気やだるさ、その他のやる気のなさ、集中力の低下などには副腎疲労の関わりは大きいと思います。お医者さんでは見逃されてしまう副腎疲労の問題、お困りの方は是非一度お問い合わせくださいね^^。

 

K.K.

 

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