今日は腰痛、肩こり、左半身のだるさで来院した20代女性の話をしましょう。
これが栄養不良から起こった問題だとは誰が思うでしょう。

 

 

左半身の異常は、食生活を疑うべき?

仕事で細かい作業が多く、首は常に詰まっているような感覚。そして最近肩こりがひどいという彼女は、10年前に腰のヘルニアを経験しており、現在でも、左お尻の辺りが痺れたり、奥の方が痛かったりするそうです。また左半身がだるいことが多く、考えてみるといつも調子悪くなるのは左側だといいます。

この左半身の不調、どこかで聞いたことあると思いませんか?^^。
そう膵臓の不調です。

 

姿勢を見ると、左肩が上がっており、頚椎関節の動きの悪さが顕著でした。また痺れが出ている左のお尻の筋肉は弱く、筋繊維に硬い部分があり、押すと痺れが強くなったのです。また左半身に関しては、検査してみると案の定、消化器系に関わる筋肉が全て低下しており、膵臓のリンパのポイントを刺激すると筋力が回復したので、膵臓の機能低下があることがわかりました。

そして肩こりや腰痛に関しても、膵臓の機能低下による左半身の筋力低下によるバランスの乱れが少なからず関わっていることは明らかでした。

 

まず、全ての原因である膵臓機能低下に関して、リンパのポイントを刺激したり、関連筋肉や関連する背骨の関節を治療します。それによって左半身の筋力が回復し、姿勢もバランスが良くなりました。首に関してはしっかりと頚椎の関節に対する治療を行い、左のお尻のシビレの原因になっている筋肉の硬い部分は、それを取り除くように何回か押圧するようにして緩めました。

 

 

膵臓は、血糖値の調整や消化にかかわる部分なので、そのことでお話を聞いてみると便秘や下痢を繰り返したりすること、食後にガスが溜まる、眠くなるなど、膵臓機能低下にあるような徴候が出ていることもわかりました。

日常生活では、膵臓に負担をかける精製された炭水化物や高脂肪の物を控えるように、アドバイスしました。

 

 

今日のpoint

今回の肩こり、腰痛、左半身のだるさの原因は、「膵臓の機能低下により、内分泌系の状態が悪くなり、それが筋肉骨格系にも作用して身体のあらゆる不調を作り出したこと」でした〜。

今回のケースのように、左半身のだるさや調子の悪さは、膵臓の機能低下によくある徴候です。これは病気ではないのですが、負担がかかって疲労している状態、不健康な状態ということですね。
内臓に負担がかかっても、身体の筋肉や骨格のバランスを崩すことはよくあることです。その場合は、カイロプラクティックによる筋肉骨格系の治療も必要ですが、重要なのは日常生活での食事指導になってくるのです。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

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