先日、50代女性で全身が凝って凝ってしょうがないという方が来院されました。
今日はそのケースについて紹介しますね^^。

この方は、首、肩、背中、腰と全身的に張りと凝りが強く、接骨院やマッサージに行っても良くならないので、来院されました。学生の頃から肩こり持ちで、つい2年前には右肩が全然上がらなくなるくらい痛かったといいます。この症状に関しては、接骨院で肩の捻挫と言われたそう。

 

 

全身の凝りは肩から始まっていた!?

検査をしていくと、たしかに首から背中の固さが異常なくらいでした。肩甲骨もまったく動かず、背中の筋肉もパンパンで全く機能していない状態。
そして右肩の関節に関しては、以前の症状はいわゆる五十肩だったことが想像できるような状況でした。関節内部の関節包が固まっている感じで、関節の隙間が小さくなってしまっていたのです。
この状態だと、肩、首全体的に筋肉が張ってくることが多いのです。

腰に関しても股関節の動きが悪かったり、骨盤の捻れがみられたりと負担をかける要素はありました。

 

治療では、まず背中の筋肉をゆっくり念入りに緩めていきました。硬くなっている筋肉に対しては、押圧しながらそれを取り除き、肩甲骨を動かしながら筋肉にストレッチをかけます。
また一番の原因である、肩の関節包に関しては、腕全体を牽引するようにして、なるべく関節間隙を開くようにアプローチしました。背骨や骨盤に関しては全体的に動かす治療をしました。

治療後は、肩まわりが大分スッキリしたようで、良かったですが、ここまで慢性的だと最初はすぐに元に戻りやすいため、1ヶ月くらい治療をしっかり継続してもらい、良いバランスや骨格の状態を身体に覚えこませることが必要でしょう。

 

 

今日のpoint

今回の全身の凝りの原因は、「肩の関節包の問題で動きがなくなったことで、首、背中などにも負担がかかり、上半身が固まってしまったこと」でした~。

五十肩のような肩の可動域が少なくなってしまうものは、周りの筋肉にも負担をかけやすく、連動して首・肩・背中にわたって上半身が固まってしまうことはよくあることです。
そうやって人間の身体は、一つ一つが関連しており、ある部分だけが調子悪くても他に影響を及ぼすことがあるので、なるべく早目にしっかり治療を受けてあげることが2次的な問題の予防になっていきますね^^。

 

 

K.K.

 

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