今日はちょっと変わったケースを。
この方は、最近、右の胸だけたまにズキッとするとのことで来院されました（場所は胸の少し上の辺り）。
鎖骨の動きが問題！？
問診で特に内科的な問題はなかったので、右胸周りの筋肉や骨格を調べていくと、右の大胸筋（胸の大きな筋肉）に緊張が見られました。また胸骨（胸の中央の骨）と鎖骨の間の関節部が少し盛り上がっており、関節がうまく広がらない感じがあったのです。この関節の状態により、胸を張るように肩を後ろに持っていく時に、ひっかかるように感じられました。
検査で見られた鎖骨の関節の運動制限を取り除くように治療を行い、また緊張していた大胸筋をしっかりゆるめてストレッチを行いました。検査上では痛みの再現はできなかったので、治療後の痛みの変化は確認できませんでしたが、肩を後ろに持っていくような動作での可動域が大分改善されました。
2回目治療に来て頂いたときには、もう痛みを感じることはなくなったということでした。
今日のpoint
今回の胸の痛みの原因は、「鎖骨の動きが悪くなったこと」でした〜。
このような胸の痛みは、めずらしいケースですが、鎖骨に関わる関節の運動制限はたまに見られます。このケースのように肩の運動に関わる場合もありますし、鎖骨の機能障害で肩こりになってしまうケースもあります。また肩が上がらない症状では、比較的関わっていることが多い関節でもあります。あまり気にしていない部分だと思いますが、鎖骨もしっかりと肩の動きに関わっている大事な関節なんですね。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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