今日は、ギックリ腰のケースを紹介していきましょう!この方(40代女性)は、3、4日前に洗濯物を干している時の中腰姿勢で、腰にビーンと痛みが走ったそうです。その瞬間は全く立ち上がれなくなったそうですが、その後は少し動けるようになって今は最初よりは改善しているとのこと。当日はコルセット巻いて来院されました。最初の痛みは、波打つ感じで骨盤付近にビーンと帯状に起こったそうです。

 

 

ギックリ腰の原因は、仙骨とお尻の筋肉の問題!?

 

まず姿勢を見ていくと、この方はちょうど腰椎と骨盤の境目が急に反るようなカーブが特徴的でした。またそれに伴って骨盤の中央にある仙骨という骨が大分前に傾いており、動きも固かったのです。仙骨が傾くと決まってお尻の奥の方の梨状筋(仙骨から股関節までついている)が影響を受け、左右のバランスを崩していきます。この筋肉は骨盤を支えている筋肉ですし、問題を起こすと腰に負担をかける原因にもなります。この方の場合は、左の梨状筋の緊張が非常に強く、お尻が盛り上がるようでした。逆にそれに対して右の筋肉は、逆に弱化していたのです。またその他、骨盤の前側の結合部である恥骨の捻れや背中から腰に移行する部分の固さも問題となっていました。

 

治療では、まずしっかり仙骨の動きをつけるようなカイロプラクティック治療を行い、その後念入りに両側の梨状筋をケアしていきました。左の筋肉に対しては、ストレッチしながらしっかり緩めていくような治療を行い、右のお尻の筋肉に対しては硬くなっている筋繊維を取り除くように筋肉にアプローチしました。その後、恥骨の問題や背骨、そして股関節の動きなどまでしっかりと治療を行いました。

 

治療後には大分楽になったようで、こちらも安心しました。

ギックリ腰になるには、元々腰にある程度負担がかかっていた場合が多いので、少し治療を続けて、腰の問題をしっかりクリアにしてあげると再発しずらくなります。

 

今日のpoint

今回のギックリ腰の原因は、「姿勢もしくは何かのキッカケによって骨盤中央の仙骨の動きが全くなくなったことと、仙骨に関連するお尻の筋肉が過緊張を起こしてしまったから」でした〜。

仙骨というのは、まさに身体を支える土台となる骨です。普段の座っている時の姿勢や立ち姿勢、どんなスポーツを頻繁に行うかによっても仙骨の傾きや問題は起こると言えます。特にギックリ腰の時も問題を持っていることが多い骨ですね。骨盤の捻れと仙骨の傾き、そして左右のお尻の筋肉のバランスは腰を診る上で重要なポイントでもあるのです。

腰痛でお困りの方は、是非一度骨盤部をチェックしておきましょう!

 

 

K.K.

 

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