今日は、足の痛みのケースを紹介します。

この方(10代男性)は、ここ最近走ると左股関節の辺り、太ももの上部が痛いということで来院されました。

 

 

恥骨の問題が股関節の痛みを作る!?

 

身体をチェックしていくと、左の股関節の動きが大分悪いのがわかりました。股関節を曲げて胸の方に膝を近づけていくと、右はやわらかいのに、左は詰まるような感じがあり、痛みが伴っていました。また股関節を曲げるような筋肉や股関節の内側、外側の筋肉ともに全体的に筋力がうまく入らない感じがありました。その後、股関節の動きにも関わる恥骨結合(骨盤の前側の結合部)をチェックしていくと捻れがあり、股関節を内側に捻る動きにも痛みがありました。その他、左の骨盤の機能障害や、お尻の筋肉の問題、下腹部の筋肉の緊張など股関節回りのバランスが大分崩れていました。

 

治療では、まず一番の原因になっている恥骨結合の捻れを調整するようにブロックを置き、その状態で股関節をなんどもまわして動かしていく治療を行いました。これによって恥骨の捻れがなくなってきます。また股関節自体に関しても動きが固い方向(特に外転)には動きをつけるように治療していきます。これらの治療で股関節を曲げた時の痛みは、完全になくなりました。その後骨盤や全身の関節治療と股関節前後の筋バランスを取るようにして治療が終了です。

 

ここ1年は自転車で出かけることが多いということで、自転車に乗っている時の恥骨への圧や左右の重心などが関わっている可能性も高いですね。これからも何度か繰り返さないようにチェックが必要になると思います。

 

今日のpoint

今回の股関節の痛みの原因は、「自転車にまたがって乗った時の恥骨への圧のバランスによって恥骨の捻れが起き、それによって股関節の動きにも問題が起こったこと」でした〜。

恥骨結合の問題は、産後に多い問題です。その他、バイクや自転車など恥骨に圧がかかったり、座った状態で振動がかかっていると問題が起こりやすい部分でもありますね。もちろんこういった原因がなくても起こる問題ではありますが、こういった問題は、思いのほか股関節の動きにも影響があるので、負担がかかる筋肉(太ももの辺り)に痛みが起こったりすることも良くあります。気になっている方は、股関節の痛みの本当の原因をしっかり見つけて治療をすることが最善の方法になります。是非一度カイロプラクティックを受けてみてくださいね^^。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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