お肉は栄養満点!
今日はタンパク質の中でもお肉が栄養豊富だ!というそんなお話。

 

 

お肉は栄養バランスが良い

前回も書きましたが、肉に含まれるタンパク質は動物の種類に関係なく、必須アミノ酸をすべて含有しています(植物性タンパク質は肉ほど完全ではありません)。またビタミンも豊富。ビタミンのA、B1、B2、B6、B12を多く含んでいます。そして若い女性に不足しやすい鉄や亜鉛が多く含まれているということも大事なことでしょう。

お肉は、実は栄養バランスが良い食べ物なのです。

 

肉は好きだけど、健康のために控えているという人はいませんか?
現代ではメタボ対策や肥満改善などから、カロリー対策で、お肉を控える傾向があるかもしれません。
みなさんが気になるのは脂分でしょうか。たしかに脂身は飽和脂肪酸(悪玉コレステロールを上げる)が多いのですが、必須脂肪酸である不飽和脂肪酸も多く含 む(55~70%)ので、脂肪の少ない肉を選べば、低カロリーで多くの栄養素を含んでおり、栄養素とエネルギーのバランスが良いと言えます^^。
大豆などの植物性タンパク質だけでは、身体が必要としているタンパク質量に全然足りません。もちろん植物性のタンパク質も大切なタンパク源ですが、残念なことに、肉類に比べて圧倒的に吸収効率がよくないのです。

タンパク質は、人間が生きていくためには、毎日必ず一定量を消費します。
食いだめができない栄養素なので、もし、タンパク質が身体に入ってこなくなれば、身体は自らの筋肉をタンパク源として使い始めます。現代の食生活で一日の必要量を満たすしていくには、肉類を積極的に食べ、さらにサプリメントでプロテインを補給して、ようやくまかなえるというのが本当のところです。

 

タン白質と各種微量栄養素(ビタミンB群やビタミンA・E等の脂溶性ビタミンなど)を同時に摂れるのが、肉食の最大のメリット。もちろん野菜もきちんと食べるべきなのですが、野菜からの栄養素はなかなか吸収しづらいものもあるので、それだけで栄養が不十分になってくる場合が出てきます。菜食主義の方がビタミンB12が極端に不足してしまうのが良い例ですね。
また先程も言ったように、お豆腐や納豆などの大豆製品も良いのですが、それだけでは不十分。大豆製品に加えて、しっかりお肉・お魚・卵もバランス良く食べることが過不足なく栄養を摂ることにつながります。

 

私も一時期野菜が多い食生活をしていましたが、それだけではなかなか元気が出なかった覚えがあります。カラダのスッキリ感はあるのですが、なにか身体の状態が安定しないのですね。タンパク質を意識して、お肉・お魚、卵、大豆製品をしっかり摂るようになったら、本当に身体が変わってきました。

 

 

 

タンパク質は血糖値を安定させる!

また、血糖値を安定させる面でもお肉は良いです。現代になって増えてきた生活習慣病、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病などの原因となる肥満やメタボリックシンドロームは、血糖値のコントロールがうまくできないところに根本の原因があります。

 

もちろんカロリー過剰や運動不足も原因になりますが、実は精製された炭水化物や甘いものの摂り過ぎが一番の原因と言っても良いのです。精製された炭水化物や甘いものを多く摂りすぎる食事をしていると、インスリンをたくさん分泌させることになります。インスリンが過剰に分泌されると、糖分を脂肪としてため込むので、肥満になりやすくなります。またこういった生活を続けていくと、インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪くなる)が出てきて、それがさらにインスリンを過剰に分泌させることになり、血糖調節異常による様々な問題を引き起こすわけです。
その最たるものは、糖尿病です。そして最終的には動脈硬化、心筋梗塞等につながっていくわけです。話しているだけで怖くなってきます・・・。

 

そう。これらの根本的な原因となっている血糖に関わる食べ物は、炭水化物などの糖質なわけです。タンパク質ももちろん血糖を少しあげるのですが、炭水化物と違って、急激な血糖上昇を伴わずなおかつ安定させてくれる作用もあります。あまり知られてないですが、現代人は炭水化物に偏った生活をしている方がほとんどなので、炭水化物を控えてタンパク質をしっかり摂る食事に変えていくだけで、どれほど血糖値が安定し、生活習慣病の予防になるでしょう。

 

 

 

お肉のマイナスイメージについて

さて。ここでお肉のマイナスイメージについてもお話しておきましょう。

お肉、タンパク質の摂取量については多くの反対意見があります。タンパク質の摂取量は前のblogで体重1kgに対して毎日1gという話をしましたが、たしかに体重1kgに対し、毎日2g以上も摂った場合のタンパク質摂取が有益であるという証拠はほとんどありません。むしろマイナス影響の可能性すら出てきます。

それは過剰なタンパク質の摂取により、エネルギーに使用されないものは脂肪に変換されるからと言えるでしょう。また、高いタンパク質摂取に関連し、栄養素の必要性も増加します。タンパク質の新陳代謝に関係しているビタミンB6、B12、葉酸は、タンパク質摂取量が増加すると、さらに必要となります。また腎臓からより多くの窒素を排泄するために水分摂取量も増えますよね。過剰なタンパク質の摂取は、肝臓と腎臓の機能に代謝的なストレスも与えることになります。

 

これだけ聞くとたしかに過剰な摂取は良くないように思えます。
しかし、ここにある研究があります。健康な動物に長期間タンパク質摂取量を多く与えた研究では、何の逆効果も示されなかったのです。
最近は、これらの起こりうる問題について、腎臓機能が低下した患者さんに対して研究がおこなわれていますが、高いタンパク質摂取とカルシウム低下に関する心配は、純正なタンパク質とアテローム硬化症に関する患者さんにとってのみ起こりうるものであり、ほとんどの人に当てはまるものではないと言われています。

 

 

私が言いたいのは、やはりバランスなのですね。今の現代人は、精製された炭水化物の摂取が多く、タンパク質が不足している人が多く見られます。
たしかに過剰なタンパク質の摂取は腎臓などに負担をかけます。もちろん動物性脂肪も摂り過ぎは良くありません。しかしそれ以上に現代人はタンパク質やビタミンB群、鉄分、亜鉛などの栄養素が不足して身体の不調が起こっていると言えます。
それらの不足した栄養素は、お肉に効率良く含まれているわけですから食べないことはないでしょう。

お肉というと、カロリーや脂肪が高いからと悪いイメージが根強いのですが、それはもう昔の常識です。もちろんお肉の品質(抗生剤やホルモン剤の影響)は考えなければいけないですが、是非毎日の食事に栄養たっぷりのお肉を加えてみてください。

血糖値の安定、そしてパワフルに動けるカラダ。それは何をおいてもタンパク質、お肉の力が必要です。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
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