今日は、肩こり、腰痛、足のむくみなどの問題を持った方のケースを紹介しますが、おそらく原因は、食習慣にあったというお話です。

この方(女性の学生さん)は、上記の問題で来院されました。しかし、それ以外の身体の不調も様々あったのです。

 

○食欲減退(ここ一週間食べ物を食べても気持ちが悪い)
○不眠(1週間に1回、目が冴えて寝れない時がある)
○下痢(お腹が冷えやすく下しやすい)
○低血圧
○貧血(昔、走った後に倒れそうになったことがある)
○アレルギー(花粉症、金属、夏の時期に日光アレルギー)

 

また家族歴では、父親が高血圧と糖尿病を持っていました。

 

 

 

身体全体の不調の原因は食べ物にあった!

検査をしていくと、左肩が上がった姿勢で、左半身の全体的な筋力低下と膵臓の機能低下がみられました。この膵臓の機能低下は病気ではないのですが、疲労しているということです。

またこういった場合は全身の筋肉や骨格も捻れたりするので、骨盤の捻れや顎の関節、また背骨の各部位に問題がみられました。その他、腸の弁の問題(回盲弁)もみられたのです。

 

こうなっていくと、カイロプラクティックの治療でしっかりと身体のバランスを取り戻し、生活習慣(特に食習慣)を変えていかなければなりません。
治療は骨盤から背骨全体を動かす治療、そして内臓の機能をアップするようなアプローチを行なっていきました。

 

こうすることで症状は緩和されましたが、一番重要なのは、この後の食事の摂り方に対するカウンセリングです。
学校の寮にいるため、うまく食事が摂れないとのことでしたが、なるべく膵臓に負担をかけないよう、食間を空け過ぎないようにします。食間が4時間以上空く場合は、間食にナッツやにぼしなどを勧めました。そして食事内容は、精製された炭水化物は出来る限り避けてもらうこと、そしてタンパク質や野菜などのおかず類をしっかり食べることをお話しました。

そうすることで血糖値の上下が少なくなり、安定してきます。

このことが膵臓や副腎の負担を減らし、身体全体の負担が減っていくことにつながるのですね。

 

 

 

今日のpoint

今回の腰痛、肩こりの原因は、「食習慣の乱れによる膵臓への負担で、身体の筋肉、骨格に問題が生じたこと、また低血糖に陥ることで筋肉の硬直が起こりやすかったこと」でした~。

こういった問題は最近の若い世代の人に、本当に多くなっています。

野菜やタンパク質の摂取が少なくなり、簡単に食べれる炭水化物が多くなってきたこと、そしてコンビニやファーストフードなどのジャンクフードなど、摂取する油もアレルギーを起こしやすいものであることが言えます。
私の臨床でも、検査をしていくと筋肉骨格系の問題の原因に、こういった背景が隠れていることが多くみられるようになりました。

 

食事は本当に大事なのです。
人間の身体は、食べる物から出来ているですから。

 

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

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麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

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