今日紹介するのは、リンゴを凝縮したアップルコンパウンドを摂ることで寿命が長くなるという研究です。
「1日1個のリンゴは医者いらず」ということわざもありますが、どうなのでしょう。

 

これは、香港のzhen-yu chenさんの発見(2011.3.11)したものです。

みなさん活性酸素というのは知っていますか?
そう。最近話題となっている「酸化」を起こす物質です。
活性酸素の中でもフリーラジカルのような物質は、電子的なバランスがチャージされていないので、酸化が起きやすく、カラダの細胞にとって非常に悪作用があると言われています。

そこで、この酸化やフリーラジカルに対する有効な物質に対する研究が今盛んに進められているのですね。

 

今回の研究で、リンゴのポリフェールには抗酸化作用があることがわかりました。
それまたおもしろい視点から研究をしています。

zhen-yu chenさんは、リンゴにくっついているハエ(虫)の寿命を調べてみたのです。
そうすると・・・

リンゴについているポリフェーノールは、あらゆる一般的な動物の寿命を10%長くしており、歩く、動く、登る動作にも良い影響を及ぼしていました。なんと!また、リンゴのポリフェノールは、年取ったハエ達の年齢を重ねることによる劣化や死因に関係してくる生化学物質の量を少なくすることが出来たと言います。

他に発表されている論文でも、リンゴをよく食べる女性は、心臓病のリスクを13〜22%減らすことができたというものもあるので、「1日1個のりんごは医者いらず」というのは本当の話かもしれませんねぇ。

 

リンゴには、ポリフェノール以外の有効成分として、有名な「ペクチン」という水溶性の食物繊維があります。ペクチンには腸の動きをスムーズにしてくれる働きの他、炎症を抑えてくれたり、粘膜の保護や血糖値の上昇を抑える効果もあるので、たしかに健康の味方と言えるかもしれません。
またペクチンは、水銀、鉛、ヒ素と言った重金属の排泄作用もあわせ持っています。食材や飲料などから摂取してしまう重金属を捕まえてキレートし、便からの排泄を促してくれるのです。

 

1日1個のリンゴ。
みなさんもいかがですか?

ただ糖分も多いので食べ過ぎにはご注意を^^。

 

 

K.K.

 

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スケアです。
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アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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参考:

Apple Compound Extends Lifespan

Posted on 2011-03-17 06:00:00 in Functional Foods | Longevity and Age Management |

Volatile and destructive intracellular biochemical interactions involving “free radicals” – molecules in which the electrical charge is not balanced – can result in oxidation, a process which can be deleterious to cells of the body.  A number of studies have suggested an interventive role for antioxidant compounds in counteracting free radical damage.  In that apples are a rich source of polyphenols, a type of antioxidant, Zhen-Yu Chen, from The Chinese University of Hong Kong (China), and colleagues investigated the role of apple polyphenols on the lifespan of fruit flies (Drosophila melanogaster).  Not only did apple polyphenols prolong the average lifespan by an average of 10%, but the compound helped preserve the animals’ ability to walk, climb and move about. In addition, apple polyphenols reversed the levels of various biochemical substances found in older fruit flies that mark age-related deterioration and death. The researchers also report on findings from other studies, including one in which women who often ate apples had a 13 to 22% decrease in the risk of heart disease.