今日は、久しぶりに胃腸に関するケースです。

この方(40代女性)は、小さい頃からクローン病(腸の炎症性疾患)を抱えていて、それによる様々な症状に悩まされていた方でした。

先日手術をして、状態は少し改善したそうですが、お腹にある強い違和感と張っている感じはまだ残っているそうです。手術前にも一度治療はしたのですが、カイロプラクティックでケアすることで、なるべくこれ以上悪くならないように維持出来ればということで、ご来院頂きました。

 

 

腸の問題に対するカイロプラクティックによるアプローチは!?

まずお腹まわりを検査していくと、お腹はすぐわかるくらい張っていました。また内分泌系のバランスは崩れており、左半身の筋力が全部低下をしているような状態です。
また消化不良の時に起こりやすいような、お腹の筋肉の硬さがかなり強くみられました。
その他、胃酸の状態に関わる頭蓋骨や顎関節の状態もあまり良くなかったのです。

 

治療では、まず腸に関わるようなリンパのポイントを刺激していきます。その後、お腹の奥の方の硬くなっている筋肉を緩めるように治療していきました。
また消化、特に胃に関わるような頭蓋骨部分の調整や顎関節についてもアプローチしていったのです。もちろん全身の背骨の関節を動かすことも重要になってきます。

 

こういった治療を2回続けたところ、大分お腹の違和感は改善され、検査上も胃酸分泌の状態や頭蓋骨のバランスが良くなってきたので、私も早い段階で結果が出てきて安心しました。胃酸の分泌や頭蓋骨の問題が改善すると本当に一段階上の状態にもっていけたということなので^^。
ご本人もカイロプラクティックで、こういった胃腸の問題対するアプローチがあることやそういったことへの知識が深いことにビックリされていましたが、私自身もこういった症状で来て頂く患者さんが最近増えてきたので、本当に嬉しく思っているのです。

ますます、良い治療を提供できるようにしていかなければいけませんね。
この方へは、こういったクローン病などの腸の炎症疾患には、食物アレルギーの有無が深く関わっているということ、改善のサポートに油のとり方(オメガ3とオメガ6のバランス)が重要であることをアドバイスしています。

 

 

今日のpoint

今回のお腹の違和感の原因は、「消化不良と腸で起こる炎症によって腸壁の筋肉や消化に関わる筋肉が緊張したり硬くなっていたこと」でした〜。
この方はまだ下痢がひどく、食事もしっかりは摂れないこともあるので、継続してカイロプラクティックケアをしていきたいと思っています^^。
もちろんカイロプラクティックで治すという事は難しいのかもしれませんが、違和感を取り除いたり、違った角度でのアドバイスは出来ます。またこういった内分泌系のバランスが崩れている時の頭蓋骨の治療や背骨の調整は、思った以上に回復のきっかけとなってくれるのです。

 

 

K.K.

 

 ——————————————————————————————————————–

カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。

カイロプラクティックケアを希望する方 CONTACT 

麻布十番のカイロプラクティック治療院 CHIROPRATICA

———————————————————————————————————————