今日は、副腎というストレスや免疫に関わる臓器が疲労していて様々な症状が出ているケースを。

この方は、腰痛と肩の痛みを訴えて来院されました。まず腰に関しては、今週寝ている時に急に痛みだし、それが続いているとのことで、その他立ち続けることでも痛みが出るそうです。肩に関しては元々肩こりがひどかったのですが、左肩が荷物を持ったりするとすぐ痛くなるとのことでした(30代女性)。

そして、この方は、これ以外に気になる点がたくさんあったのです。

 

○腱鞘炎になりやすい
○立ちくらみを起こしやすい
○病院の採血で2~3回意識を失ったことがある
○今食欲がなく、1日に1食あるかないかしか食べていない
○精神不安定な時もある

などなど。

 

 

 

炎症が起こりやすいのは副腎疲労!?

検査をしていくと、もちろん腰や肩も張っていましたが、気になったのは、こういった症状を起こしやすい副腎疲労の問題。そして消化不良によるお腹の張りが顕著だったのでした。また腰の前側を支える腸腰筋という下腹部の筋肉が両方とも弱化していました。これは子宮筋腫や内臓下垂による影響があったのですが、少なくとも腰痛には関わっていそうですね。
もちろん全身の背骨の関節は大分固くなっていました。

 

治療は、まずしっかり副腎系、内分泌の調子を整えること。リンパのポイントや関わる関節、内臓のマニュピレーションなどをしっかり行いました。その後、内臓下部を上に持ち上げるようにゆっくり押し上げ、その状態で咳を数回してもらいました。こうすることで、内臓の位置が安定して硬さも取れてきます。

最後に全身の背骨の関節、骨盤などを治療して終了です。

 

立ちくらみや採血での意識喪失など、貧血の傾向があり、食事も1日1食なので、そこらへんを改善しなければなりませんね。

食事ではまず、食間を空けないで食事をすること、甘いものやジャンクフードは食べないで、タンパク質を意識した食事を指導していきました。もし消化能力が落ちているようなら、消化酵素や乳酸菌などのサプリメントも良いでしょう。

 

 

 

今日のpoint

今回の肩こりや腰痛、全身の不調の原因は、「食事もしくはストレスにより副腎が過度に働き過ぎてしまったこと」でした~。

今回のようなケースは非常に難しいケースと言えるでしょう。治療でももちろん改善のきっかけは作れますが、生活習慣を変えることこそが、一番の薬なのですから。

 

私も出来る限りのアドバイスとサポートはしていきますので、こういったお悩みの方は、一度相談してみてください。

 

 

 

K.K.

 

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