今日は、バレーボールで股関節を痛めてしまった患者さんを紹介します(40代女性)。

 

この方は、去年バレーボールで、レシーブをするときに急に股を開くように着地したら、恥骨付近を痛めてしまったとのこと。それ以来、股の間からお尻の方まで帯状に痛みが強く、ずっと座っていると重だるくなり、階段の上り下りでもつらくなるそうです。最近またバレーボールを再開したので、しっかり治したいと思い、来院されました。

 

 

 

過去の傷が問題を起こす

触診していくと、股関節の内側の筋肉に硬い部分があり、以前痛めた時の瘢痕のようなものが残っているのがわかりました。またそれに伴い、内転筋群が過緊張を起こしており、お尻の筋肉もパンパンに張っていたのです。もちろん股関節の動きもかなり悪くなっていました。

まずは、以前痛めた内側の筋肉の硬い部分をしっかり取り除くように押圧します。そしてその後腰椎や骨盤の関節を治療して、股関節の動きも無理なくつけるようにしました。大分緩んだのですが、お尻の筋肉はまだ緊張がとれなかったので、お尻の筋肉をストレッチするようにしながら、筋繊維を押して伸ばしました。

これらの治療で、大分楽になったようですが、痛めてから時間がたっているので5回くらいは継続した治療が必要になってくるでしょう。

 

 

今日のpoint

今回の股関節周りの痛みの原因は、「バレーボールで股関節の内側の筋肉を痛め、その傷跡が残っていることで筋肉が過緊張し、股関節の動きを制限してしまったこと」でした〜。

股関節でも肩でも痛めた状態をほおっておくと、後々大きな問題となって現れることがあります。なるべく、その時点でしっかりとしたカイロプラクターのチェックを受けておくべきでしょう。そのことが後々の障害の予防になることはもちろん、早い改善につながります。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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