今日は、肩こりがなんと食生活から起こっている例についてお話しましょう。

この方は、慢性的に肩こりで悩んでいて来院されました。また、最近胃の調子が悪く、食前、食後問わず痛くなり、食後の膨満感、ガスが溜まるような感じは頻繁に起こっているそうです。便通に関しても便秘と下痢を繰り返しているとのことでした。そのほか、ここ1年くらいで15キロも体重が増えたそう。

 

 

炭水化物の摂りすぎで肩こり!?

検査をしていくと、慢性の肩こりにありがちな背部の筋肉の弱化と猫背の姿勢が見られました。またそれにともなって背中の関節も大分固くなっていました。

胃についてはやはり張りがあって、逆流性食道炎の兆候も見られました。そのほか、膵臓の機能低下が見られたことから、炭水化物もしくは糖質に対して不耐症が起こっているのではないかと考えました。

治療は、まず背中の筋肉の硬い部分をしっかり取り除き、背骨の関節、肩甲骨周りの動きをつけるようにしました。そして首の関節も動きをつけ、肩全体の負担を取り除いていきます。その後胃に関しては、食道と胃の上部を下に押し下げるようにアプローチして、胃の張りを取るようにしました。また膵臓の機能をアップするような治療を行い背骨全体のバランスをとって、終了です。

治療後は、身体が大分軽くなったようですね。

 

 

今日のpoint

今回の肩こりの原因は、「食生活の乱れによって代謝のバランスが崩れ、それが筋肉骨格系にも影響し、骨格のゆがみを生じたこと、強いてはおそらく血糖値の問題により筋肉が硬直しやすい状況にあったこと」でした~。

慢性的な肩こりに対しては、カイロプラクティック独自の関節を動かす治療が効果的です。
もちろんこのケースでもしっかり治療を行いましたが、肩がこる原因の背景には、食生活による血糖値調整障害の問題が隠れていることがわかりました。

血糖値が安定しない人は、たしかに肩や背中が張りやすいと言えますね。

胃の痛みについても、ここ1年異常な体重増加と便通や膵臓機能低下の兆候などを考えると、炭水化物不耐症であることがわかりました。炭水化物の摂り過ぎでは、気分の浮き沈み、慢性疲労、体重の増加、食後の猛烈な眠気、カフェインや甘いものへの欲求、イライラしやすい、下痢、便秘などの問題が起こります。

現代では起こりやすい疾患でもありますので、みなさんも自分の体調と照らし合わせてみてくださいね。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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