今日は、胃の痛みのケースとして、胃もたれについてお話していきたいと思います。この方(50代女性)は、1週間ぐらい前に食事中に胃が痛くなり、その後胃の痛みがなかなか取れないということで来院されました。食事では、焼き魚を食べたということ、そして少し前から胃もたれはあったということでした。また朝起きた時に胃が張っている感じもあるそうです。

 

 

胃もたれの原因は胃酸分泌の低下!?

 

検査をしていくと、まず内分泌系のバランスが崩れている様子があり、特に膵臓疲労が一番の原因となっているようでした。また胃の辺りが張っており、それに伴って、食道括約筋や横隔膜辺りの筋肉の硬さ、肝臓の硬さも同様にありました。その他、胃酸分泌や胃に関わる側頭骨にも問題があること、両方の胸の筋肉が筋力低下を起こしていることも合わせると、胃酸分泌の低下により消化不良を起こしていることは明らかでした。

 

治療では、まず問題となっている膵臓に関わるリンパのポイントや関節の治療によって膵臓機能をアップさせ、その後胃の辺りの筋肉、横隔膜に関連する部分や食道括約筋へのアプローチを行い、胃の張りをなるべく緩和するようにしていきます。そして、胃酸に関わる側頭骨や、顎関節の治療をしっかりと行うようにしました。最後に背骨の関節についても全身的にケアをしていきました。

 

治療後に、塩酸ベタインのサプリメントをしばらく摂ってもらうこと、また甘い物や精製された炭水化物をなるべく控えてもらうことをお勧めしました。その他、特に膵臓を過度に使っていることにより、マグネシウム不足も考えられたので、マグネシウムオイル(皮膚から吸収させるタイプ)を使ってもらうように伝えました。

2、3回の治療経過では、胃の痛みは大分なくなってきたようで、塩酸ベタインのサプリメントを使うと食後も問題ないとのこと。また、持病がいくつかある方で、病院での薬の中に胃酸を抑える目的の物がいくつかあったのでお医者さんと相談の上、それらのお薬は今の時点では控える方向でお話しています。

 

今日のpoint

今回の胃の痛みの原因は、「長期の胃酸を抑える薬の服用と、甘いものと精製された炭水化物の過剰摂取によって胃酸分泌低下が起こっていたこと」でした〜。

普段、胃が痛いと大抵の方が、胃酸が悪さしていると思って、制酸剤を飲むことが多いですが、こうやって胃酸が少ないことによって胃の痛みやもたれが出ることも少なくありません。特に私が行っているカイロプラクティックの検査では、胃酸分泌が低下している状態をチェック出来ることがこういった問題への強みになります。また胃酸分泌低下は、それこそ、副腎疲労や食物アレルギー、その他炭水化物不耐症と合併していることも多く、それに対する的確なアドバイスも行っています。

お困りの方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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