今日は、捻挫から右半身のゆがみが起こって腰痛にまでつながったケースを。

 

この方は、1年前、バレーボールをやっている時に右足首の靱帯を切って、それ以来右をかばうようにするからなのか、右の腰にずっと違和感があるそうです。またバレーボールでアタックを打つ(左利き)時にもジャンプを思い切って出来ないとのこと(40代女性)。

 

 

 

捻挫から足全体のバランスを崩す

右足首をみてみると、まず普通にしている状態でも内反位(内側に向く)の状態がありました。また足首を持ち上げるような筋肉が硬くなっており、筋力低下もみられたのです。その他足首の内反位に伴うように足首の骨の変位やふくらはぎ外側の骨の動きの悪さもみられ、腿の外側の筋肉も突っ張っていました。次に腰の状態をみると、骨盤関節の動きの悪さが顕著に確認され、お尻の筋肉の筋力低下と腰部の筋肉の緊張がみられました。

右の足首から始まって腰にかけて、右足全体的にバランスを崩しているようだったので、問題のある個所は全て治療するようにしました。一番の問題となっているのは過去の外傷のである足首の靱帯損傷。過去の外傷は身体全体の神経バランスを崩す原因にもなります。まず足首に対する治療を行いました。損傷した靱帯についてのアプローチ、見落とされやすい足首周りの筋肉の硬結、そして足の小さい骨の配列による足底全体の着地面のバランスなどを考慮した治療を行います。そしてその後、膝や股関節、そして骨盤関節も整え、お尻の筋肉に対してもアプローチしました。

3回程の治療で、崩れていたバランスもだいぶ良くなり、再発しずらくなりました。

 

 

今日のpoint

今回の腰痛の原因は、「捻挫から足のバランスが崩れ、それが骨盤の捻れにもつながったこと」でした〜。

このようなケースは大変よくみられます。人間の身体はつながっていて感心するのですが、簡単な捻挫をしただけでも、そこから足首、足底面のバランスが崩れ、それが膝、股関節につながり、さらには骨盤の傾きさえも作って腰痛も引き起こす原因になります。それだけ足はいつも地面に着いてバランスをとっている部分だということ。そして足の状態は全身に関与するということなのです。たかが捻挫、されど捻挫なのですね。

 

 

K.K.

 

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