今日は、ここ2~3年、多く聞かれる食道裂孔ヘルニアのケースについてお話します。

この方は、6ヶ月前に声が出にくくなり、薬(炎症を抑えるもの、抗生剤)を飲んでいて喉は良くなってきたそうですが、その後胃の不快感がなかなか取れない状態で来院されました。胃カメラでの検査では、食道裂孔ヘルニアと診断されたそうです(40代男性)。

現在は、常に不快感がある状態からは良くなっているそうですが、食事をすると胃がゴロゴロとし、膨満感があることも多いそう。1ヶ月程前から炭水化物や糖分を抜くような食事をしたら大分症状が回復してきたということでした。

 

 

何かの消化不良が原因で逆流性食道炎が起こる!?

検査をしていくと、食道裂孔ヘルニアのケースで見られるような胃の張り感と横隔膜から股関節まで繋がる筋肉の硬さが見られました。また副腎や胸腺といったような免疫に関わる臓器の機能が低下している様子でした。

治療自体は、副腎や胸腺の機能をアップさせるような内蔵に関わる治療を行い、リンパのポイントを刺激しました。その後、横隔膜からの筋肉の硬くなっている部分をしっかり取り除き、食道括約筋が働きやすいようにしていきます。
また食道裂孔ヘルニアに関しては、胃の上部が食道に滑り出してしまう状態なので、食道をストレッチするような状態において、胃の上部を下に押し下げるようアプローチしました(咳をつかったりして行なうので痛みはありません)。

最後に胃腸に関わる関節の治療をして終了です。

治療後には胃の辺りはスッキリしたようですが、しっかり回復するには、消化不良が起きている原因(食物過敏症や炭水化物不耐症など・・・)を見つけ出すことや腸内環境の改善、免疫力の強化が必要になってくるでしょう。

 

 

今日のpoint

今回の食道裂孔ヘルニアの原因は、「炭水化物(糖質)の摂りすぎにより消化不良が起こったこと、抗生剤の常用により胃腸が弱ったこと」でした~。

食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎の原因となるのは、ほとんどが胃での消化不良が起きているケースです。原因としては、主に食物アレルギーや過敏症、炭水化物不耐症などが考えられます。この方の場合、炭水化物の摂り過ぎが問題になっているかもしれません。また喉の痛みがなかなか治らなかったことを考えると、副腎疲労による免疫低下が考えられます。また抗生剤を2ヶ月~3ヶ月飲み続けたことで、大分腸内環境が悪化してしまったのでしょう。胃腸での消化不良の背景にはそういったことも考えられますね。

こういった問題でお悩みの方は、不思議と思われるかもしれませんが、カイロプラクティックでも十分対応可能です。栄養に詳しい先生なら、お医者さんではわからないこともアドバイスをもらえると思います^^。

 

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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