さて今日は逆流性食道炎と姿勢の関わりです。

 

前回お話した逆流性食道炎の原因となっている食道括約筋ですが、括約筋の働きは、食事内容、食事の食べ方、食事をしている姿勢、衣服によっても変わることがあります。
油っぽいものや甘いものをよく食べる、大食い早食い、食事姿勢がわるい、背中が丸まっている、太っている人、その他、ベルトの締め過ぎ、ストレスが多い、お腹の膨満感があるなどが原因になっている場合があります。

 

 

 

姿勢と内臓の働き

今日はその中でも姿勢の部分についてのお話ですが、その前に・・・
姿勢と内臓の働きについて少しふれておきましょう。

 

身体を丸めることや猫背の人、または身体を捻っているなどの悪い姿勢習慣がある人はいませんか?
実はこれ、内臓機能がうまく発揮できない状況を作り出しています。このような悪姿勢は、内臓臓器を圧迫したり、念転の力が加わって内臓の機能低下を起こしてしまうのです。
特に食事中は、良い姿勢で食べることはとても重要なことです。悪い姿勢で食事をすると、それだけで消化不良を起こします。みなさん気づかないと思いますが、姿勢の悪さがしばしば不妊や内臓下垂、慢性胃炎・腸炎などの原因となっていることもあるので、注意してくださいね。

 

姿勢はこんなにも内臓機能に関わっているのです。

 

もちろん逆流性食道炎の場合も一緒です。
身 体を丸めた姿勢で食事をしていると、内臓が圧迫され消化機能がうまく働きません。胃での消化がスムーズに行われないと、食べ物が胃の中に長い時間とどまる ことになったり、消化不良によりガスがたまる原因にもなります。またお腹を丸めることやガスがたまることで腹圧が高まり、胃を下から圧迫して逆流が起こり やすくなります。
腹圧に関して言うと、その他にも妊娠、肥満、便秘、膨満感、運動(力む)などが原因になる場合もあります。

このように、食事の姿勢はGERDを起こしやすいだけでなく、スムーズな消化が行われず、さらには消化不良により栄養の不均等をも引き起こします。

 

 

逆流性食道炎 GERD の兆候が少しでもある人、もちろんない人もですが・・・、

 

食事中は、背筋をしっかり伸ばして食事をとること。
一度に飲み込まず、よく噛んで食べること。
食後にすぐによこにならないこと(最低でも1時間は良い姿勢で)。

 

を注意してみましょうね。

 

 

K.K.

 

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