生活習慣病|芝生で大の字で寝るサラリーマン

 

生活習慣病ではいくつかの症状が複合して進行することが多く、感染症のようにはっきりとした発生点を見極めることができません。健康に見える人が、ある日突然、重篤な症状に見舞われるのが生活習慣病です。

 

怖いですよね。

そのために健康と病気の中間点である「境界線」が設けられています。これが定期的な健康診断などで出てくる検査値ですね。
各種の検査値が正常な人はその正常域を保つように努め、境界線にある人は正常範囲に引き戻すことが生活習慣病から身を守る最も有効な方法と考えられています。

検査値には、肥満(BMI)、血圧、血中脂質(コレステロール、中性脂肪)、血糖値、骨密度、尿酸値などがあります。

 
 
 
 
 

実は低く設定され過ぎている健康診断の正常値!?

 
 

決められた基準値自体は、コレステロール値や血圧値が低く設定され過ぎてるとの声もあり、それによる薬の使用でかえって弊害が出てくる場合も多いので、疑問はあります。
またこれらの基準値は、その人の仕事(力仕事とデスクワークの違い)や生活環境における身体の代謝の違い、その他性別、年齢差などはあまり考慮されておらず、そこが問題視されています。

高齢者に若い人と同じ基準値を使用すると異常と判断されてしまう人が増えてしまいます。
実際には、年齢が上がってくるにつれ、コレステロール値も血圧も数値が上がるのが正常なのです。

 
 
 

少し脱線しましたが・・・

基準値には若干疑問はあるものの、自分の数値を定期的に確認しておくのは良いことですね。
その数値を持って信頼出来る専門医に相談すると良いでしょう。

 

そしてこれらの検査値を用いて疾患群の診断をしますが、個別の数値を見ただけでは境界域にあっても、いくつかの疾患が複合すれば、重症化するリスクが格段に高まります。こうした状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、代謝症候群と呼んでいます。

 
 

メタボリックシンドロームの診断基準

 

<必須項目>

内臓脂肪蓄積 ウエスト周囲径 男性≧85㎝ 女性≧90㎝
(内脂肪面積 男女とも≧100c㎡

           +

<選択項目(下記の中で2項目以上)>

①高トリグリセリド(中性脂肪)血症≧150mg/dl 
    かつ/または 
 低HDL(善玉)コレステロール血症<40mg/dl

 

②収縮期(最大)血圧≧130Hg
    かつ/または
 拡張期(最小)血圧≧85Hg

 

③空腹時高血糖≧110mg/dl

 
 

運動不足や過食により内臓脂肪が蓄積した肥満は、インスリンの働きが悪くなり、代謝異常を引き起こします。
高血圧、脂質異常、高血糖が重なり、さまざまな病気が発症しやすくなった状態をメタボリックシンドロームと呼ぶのですが、数値がすべてに該当すると正常人と比べて心疾患になる可能性が30倍にも跳ね上がります。

 
 
 
 
 

内臓脂肪から分泌される悪玉アディポサイトカイン!

 
 

少し難しくなりますが、いわゆる脂肪と言われている「中性脂肪」とは、食事から摂取した脂質や糖質が消化吸収または合成されることによって体内に存在し、エネルギー源として脂肪細胞の中に蓄えられた脂質のことを言います。そして食物の補給が途絶えた場合に、蓄えておいた中性脂肪を再び切り出すことによって、生命を維持するために必要なエネルギーを賄うという仕組みになっています。

この脂肪は、皮下と腹腔内に蓄えられますが、皮下脂肪と内臓脂肪のうち、とくに内臓脂肪が危険な理由は、脂肪細胞から分泌される「アディポサイトカイン」という代謝に関わる生理活性物質の存在です。

この物質は、脂肪細胞の代謝が低調な皮下脂肪ではなく、代謝が活発な内臓脂肪で主に分泌され、血管を通して全身に運ばれ、脂質代謝や糖代謝、血圧などに影響を与えると言われています。
このアディポサイトカインはコレステロールと同じで、善玉、悪玉があり、内臓脂肪の細胞が巨大化すると、アディポネクチン(善玉アディポサイトカイン)の分泌量が減る事が確認されており、それにともなって、糖代謝異常、高血圧などの症状が現れ、メタボリック・シンドロームが進行していきます。さらにこのアディポネクチンの減少で動脈硬化を予防できなくなり、心疾患が発症しやすくなります。
健康を保つには、一定量以上のアディポネクチンが分泌されている事が望まれ、内臓脂肪を減らすと、アディポネクチンの分泌量が正常に戻ってくるというわけなのですね。

 
 

また悪玉アディポサイトカインのレプチンは通常食欲を抑える働きをしてくれているのですが、脂肪がたまりすぎるとレプチンが過剰になり過ぎてしっかり作用しなくなり、満腹中枢が適切に反応しない状態になります。そのためさらに食べ過ぎ太り過ぎになっていくのです。その他の悪玉アディポサイトカインのTNF-α、アンジオテ、PAI-1も内臓脂肪の増加で分泌が高まると、それぞれインスリンの働きを悪くしたり、血管を収縮させて血圧を上昇させたり、血栓を形成しやすく動脈硬化を進行させたりと、悪い影響がつながることになります。

 
 

内臓脂肪が全てにつながって、悪影響を及ぼすことはわかりましたでしょうか?

 

でもメタボリックシンドロームと言われても落ち込まないでください。
運動不足や食べ過ぎで余ったエネルギーが体脂肪となるので、そこを変えていけばいいのです。
さっそく明日から「食生活の改善」と「脂肪を燃焼する運動」で内臓脂肪を着実に減らしていきましょう。

食生活に関しては、このテーマで述べた「野菜の摂取量」を増やすということも是非やって頂きたいことですが、普段の食習慣も見直してみましょう。
過食、早食い、まとめ食いをやめて、タンパク質、脂質、炭水化物をバランス良く摂ります。できれば甘い間食、酒の飲み過ぎ、喫煙もやめたいものですね。

 

そしてもう一つ大事なのは運動をすることです。運動をすることで脂肪を燃焼し、体重減少につなげていきましょう。

 

次回は「脂肪の代謝をよくする食生活」について話していきます。

 

 

Written by

小菅一憲

Bachelor of Applied Science
Bachelor of Chiropractic Science
AK Practitioner

国際基準のカイロプラクター
アプライドキネシオロジスト
健康栄養指導士
野菜ソムリエ
 
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Thank you for reading to the end.